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物流業界

2019年2月 7日 (木)

物流で必須のダンボール価格上昇中

中国爆買いで段ボール不足 国内各社、原料調達困難 https://www.sankei.com/economy/news/181123/ecn1811230022-n1.html @Sankei_newsさんから

ダンボールの価格が上昇しています。

中国国内の通販を含む物流量が激増し、出荷に必須なダンボールの原材料が不足。
アメリカからの古紙の輸入を事実上制限したため、日本からの古紙の輸入が増えたため
日本国内のダンボール原料価格が上昇しつづけているそうです。

ダンボールの材料となる古紙が中国の流通に使えるくらいの価格で海外輸出できるほど
価格競争力があるというのが自分にとっては驚きだったのですが、
古紙を扱う業者からすれば、高く買い取ってくれるメーカを優先するわけで
国内のダンボールメーカーよりも中国の方が高く買い取ってくれるという状況になっているのではないでしょうか。

今から15年まえ、2004年に物流業界の視察研修で、北京のヤマト運輸の集荷センターを見学したの
ですが、そのころはまだ中国国内で宅配便を利用する習慣も少なく、とうぜんネット通販もまだまだの
状況でしたから、本当に小さな集荷場で、当時の日本人センター長は、そのころの中国人の
気質がまた宅配便を扱うには意識も品質も全然足りないと説明をしていました。

現在は、中国のネット通販の取り扱い量は日本の量をはるかに凌駕していて、
それにかかわる物流網や物流用の資材の量も膨大な数になっています。
さらに、中国では、ダンボールなどの古紙を回収するシステムや風習がまだととのっていなく
使わないダンボールを回収せず、廃棄してしまうことが多いそうです。

通販事業において、物流費の高騰、人件費の上昇、倉庫費の上昇(空き倉庫が見つからない)に加えて
ダンボールを含む、梱包資材の価格上昇も新たなコストアップの要因として注意する必要が出てきました。

2019年2月 4日 (月)

引越し難民がでそうな春先の引越し

ヤマト運輸の子会社が、引越し業務での過大請求を行っていたことにより
新規受注を停止している関係もあって、今年の春の引越しシーズンは例年にもまして
物流業界でのトラック不足、人手不足が加速し、引越しをしたくてもできない「引越し難民」が
増えそうな様相です。

この問題の根本は、4月が年度スタートということで、入学や転勤など4月1日つけでの
新生活を向かえる人が多くなり、そのため需要が集中することと、慢性的なトラックとドライバーの
不足からくることによるものです。

私も、この3~4年くらいの間に、4回引越しを経験しましたので、
その度に、引越し業者数社と見積もりを取り、料金比較をしつつ、引越し業者の営業マンを
話をしました。
この3月4月の繁忙時期以外の引越し業者の環境は、車や人手ともに確保は十分できていて
たとえば、1月~2月上旬であったり、6月ごろだったりすると、逆に需要が環境に対してすくない
閑散時期ともあって、非常にお得な価格で引越しをすることができました。

可能であれば3月~4月は避けて人事異動ができように、企業の辞令の出し方も工夫した方がいいでしょうし、
大学や専門学校などの入学で、地方から都会に出てくる学生さんたちも、
可能な限り時期をずらして引越しができるよう、学校側の便宜を図ってもらうことができればいいと感じます。

どんな業界もそうですが、仕事に極端な波動ができることは、環境や人員手配に大きなロスや負担が発生することになり、それがしいては長期雇用を妨げたり、賃金格差などの要因になったりすると思われます。
多少の波動は通常の業務環境の中で乗り切る体制ができるでしょうが、極端な波動は、臨時の人員や臨時の環境手配が必要になるからです。
社会全般が極端な繁忙を生み出さない流れにならない限り、政府が推し進める働き方改革も、
状況にあわない型に無理やり嵌めるやり方で、企業内の歪みばかり大きくなりそうな気がしてなりません。

2019年1月 4日 (金)

おせち通販の物流が増加中!トラブルも増えてる?!

おせち料理の通販出荷が毎年倍増をつづけています。
そんな中、年末にこんなニュースを見かけました。

おせち1268個届けられず ヤマト、冷凍を冷蔵と誤る:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASLD04GHVLD0TIPE008.html

一般の宅配便利用の方々は、送り状を手書きで記入して、荷物を集荷所や
コンビニなどで引き渡すため、冷凍・冷蔵の指定や航空便、着時指定など、渡す先と本人とで
やり取りをしながら内容確認をして処理を行っています。

これが、物流センターからの大量出荷の場合、荷主と宅配便業者の間では、事前に
商品の内容や配達時期などについて、内容確認や運用調整を行った上で処理をしています。

倍増する、おせち通販物流の対応をするためには、宅配便業者では、12月31日に集中する
おせち料理に対する品質管理も必要になり、その際、「冷蔵」「冷凍」の区分によって
荷主の倉庫から引き取る際のトラックの手配から、配送先の集荷所での扱いまで変わってきます。

「冷凍」にすべきところを「冷蔵」対応にしてしまった。ということなので
おそらく、埼玉の配送拠点から北海道に運ぶ際に、「冷凍」温度で運べるトラックの手配を
「冷蔵」と間違えて手配してしまったのが原因と考えられます。

ミスの原因として、(1)荷主側が単に送り状の出力を間違えた(2)宅配業者がトラックの手配を間違えた
どちらかと思われますが、年末のトラック不足の状況の中で、ヤマト運輸も「冷凍」「冷蔵」トラックは
不足していたと考えられますので、おそらく社外のトラックをチャーターしていたと思われます。
ここの手配や、出荷時の確認において今回のトラブルが発生したのでしょう。
1268個のおせち料理の物量としては、4tトラック分くらいでしょうか。

年末年始は、物流業界はなにが起きるかわからない繁忙期の中でも特にトラブルが起きやすい時期です。
荷主様、物流事業者含めて、宅配会社に対してミスが発生しないような、相互の確認・連絡体制を
しいておくのが大切かもしれません。

2018年12月 3日 (月)

師走になりました。物流が1年で一番大変な月

12月になりました。もうすぐ2018年が終わりを迎えますが、
物流にとってはもっとも困難な1ヶ月がはじまります。

昨年秋から実施された佐川急便、ヤマト運輸の運賃値上げと今年春のゆうパック値上げによって
各宅配事業者には多少の環境的ゆとりが生まれたのか、今年の冬は去年にくらべて
年末はヤバイという声はあまり聞かなくなりました。

各宅配事業者ともに、値上げ後の料金設定を元に新たな顧客開拓も始まっているようで
通販などの宅配ビジネスにとっては、とりあえず「運べない」「出荷できない」という事態は
回避できそうです。

しかし、運送コストは上昇することはあれ、下がるということはありえない状況で
荷主や注文したお客様の運賃負担は今後ますます増えそうな気配です。

そんな中、最近気になったのは、レストランや大手スーパー、百貨店などで従来から
販売されてきた「おせち料理」の宅配販売の動きです。
いままで「おせち料理」は各家庭が材料をそろえて年末に用意することが多かったのですが
昨今では、セットを注文して年末に届けてもらうというのが多くなっています。
年末の物流の中で、冷凍、冷蔵に関する設備やトラックは特に需要が多く、確保するのが
非常に難しい時期なのですが、「おせち料理」事情がこの冷凍冷蔵需要をさらに押し上げる
可能性があると思います。

12月、いろいろとあわただしく過ぎていくと思いますが、今年はどの宅配便も
パンクすることなく無事に荷物がお客様の手元まで届くよう宅配事業者の皆さんには
頑張ってもらいたいですね。

2018年10月22日 (月)

佐川はヤマトより高収入?

なぜ佐川はヤマトよりずっと高収益なのか- 記事詳細|Infoseekニュース https://news.infoseek.co.jp/article/president_26275/

このような記事を見かけました。
通販物流で個人配送を使おうとすると、選択肢は、佐川急便、ヤマト運輸、日本郵政(ゆうパック)
この3社から選択するのがほとんどです。

よく、言われるのが、価格は佐川、品質はヤマトという声ですが、
この記事の内容だけ見ると、ヤマト運輸の方が佐川急便よりも全体的に安い単価で個人宅配をしてくれそうな印象を持ちます。
佐川急便は、個人配送もやりますが、どちらかというと昔からBtoB会社間取引の割合も多く、
出荷先は店舗や物流センターといいたケースも多いです。

ヤマト運輸の配送構成比では、個人配送が圧倒的に多いです。しかも、BtoCだけでなく、最近では
メルカリやヤフオクなど、インターネット取引はCtoCの比率も増えています。
売り上げに対する、配送の手間がヤマト運輸の方が確実にかかっています。

じゃあ、ヤマト運輸のアマゾンや個人顧客の扱いを広げたことは将来的にもマイナス要因なのか?
私の考えではマイナス要因だけではないと思います。
現状、通販物流の運用はここ10年くらいで一気に大きくなりましたが、まだまだ様々な点で改善の余地があるとも思えます。
特に個人配送や個人取引の案件が増える中、ヤマト運輸は案件からなるべく逃げず、対応をしようと環境整備を続けています。この中で、もっとも手間となる、再配達の問題や、代金引換などの対応などについては
今後のIT技術の進歩で労力を改善できるようなるかもしれません。
そうなったとき、多くの顧客を持つヤマト運輸は売り上げを確保しつつ、収益の改善が進むかもしれません。

2018年9月 7日 (金)

台風、地震で止まる物流網

先日の大阪へ直撃した台風21号と、昨日の北海道胆振地方中東部を震源とする震度7の地震
そのどちらも、物流網への影響は大きく、現地で被災をされた方々の生活や復旧活動を困難にさせています。

西日本で発生した大雨による災害の影響も残る中、
大阪と北海道で相次いで発生した新たなる災害は、停電や道路網の寸断のため
経済活動に重大な影響をあたえています。
特に北海道の物流網は、鉄道が本日朝の段階で北海道全域で運行停止
トラック輸送もガソリンの供給ができないガソリンスタンドが多く、北海道の移動では
ガソリン切れを起こす恐れもあり、単純に道路を迂回すればすむような対応ではすまない状況に
なっていると思われます。

北海道には資材、資源系の流通も多く、こうした物流停止の状態が他の都道府県の生活に
影響をあたえる可能性もあります。

佐川急便、ヤマト運輸、ゆうパックの大手宅配業者3社は
北海道への品物の受け入れをストップしていて、関西方面も一部地域で受け入れできない場所があるなど
ここ数日の災害のため、通販事業者も大きな影響が出ている状態です。

災害にあわれた地域で、大きな被害にあわれた被災者の方々には、不便な生活を余儀なくされていることと
思われます。1日も早い物流網の復旧ができますよう祈願いたします。

2018年9月 3日 (月)

群馬県のコンビニ、セーブオン

群馬県を中心に展開していたコンビニエンスストア「セーブオン」が
8月31日で全店閉店しました。店舗は後に、「ローソン」に改修されて営業するそうです。

母体はカインズ、ワークマン、ベイシアを展開するベイシアグループで、こちらも群馬創業の大型スーパーのチェーンを展開しています。

コンビニエンスストアは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの3社でほぼ独占状態になり
地方の独自展開をしているのは有名なもので、COCOストア、セイコーマート、スリーエフあたりでしょうか。
セーブオンは群馬に住む人たちからは愛着のあったコンビニでしたので、無くなることに寂しさを感じます。
しかし、この寂しさと、実際利用していた頻度については比例するわけでなく、
商品やサービスといった面で、地方コンビニは大手との差がどんどん広がっていき、最終的に耐えられなくなったというのが実態です。

こうした状況は、物流の宅配便配送のヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックや、携帯電話の通信網、スマートフォンの国内メーカーなども同じように淘汰と統合が進み、市場自体は大きいのに業界内で数社が独占しています。

安価で、高品質なサービスを提供しようとすると、大きな企業規模でないと対応できない。そんな状況が見受けられるような感じです。
80年代、商品もサービスも日本の中で多様な選択主がありました。
高い・安いだけでなく、我々が住んでいる地域に根ざした特徴や特性を踏まえた商品やサービスもたくさんありました。今より便利ではないけれど、そうした商品やサービスはより自分の身近に感じるものが多かった気もします。

2018年8月30日 (木)

揺れる出版物流

出版物輸送、2~3年以内に撤退も – 物流の専門紙 カーゴニュース http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1127 @info@cargo-news.co.jpさんから

インターネットによる電子書籍や書籍通販の隆盛にともなって、出版物物流が揺れています。
書籍、雑誌ともに売り上げを落とす一方、雑誌書籍を取り扱う先は、書店だけでなく、コンビニエンスストアなど
広がっているため、物流費用がかさむ要因が増えています。

これだけ、インターネットとスマートフォンが行き渡った社会になると、必要な情報は
新聞や雑誌からではなく、スマートフォンで見るネットニュースでことたりるようになってきました。
情報の利用範囲が ネット > 新聞・雑誌 の関係になってきています。

利用者が新聞、雑誌を使わなくなるわけですから、当然直接の売り上げだけでなく、広告収入も減ります。
新聞や雑誌の発行で、全体の売り上げが減り続ける中、物流コストは上記のような理由で増えていくのです。
さらにその物流費用そのものも、トラックの運転手不足、人件費高騰の流れで増え続けていきます。

状況だけで考えると厳しさしかありません。
しかし、電子書籍が一般化しても、本を所有するすばらしさ、利便性、共有性は何物にも変えられないと思います。
特に、子供がいる家庭では、親や祖父が読んだ物を子供世代に伝える手段の一つとして
書籍はあるのではないでしょうか。
電子化という利便性に負けない、魅力的な書籍が読めるよう、業界各位の奮起を期待したいところです。

2018年8月 2日 (木)

アパレルネット通販会社隆盛と今後の通販物流

週刊通販新聞最新号に、通信販売企業の売上ランキングが掲載されていました。

内容で気になったのは
アパレル通販大手のスタートトゥデイ(ZOZOタウン)の伸張が他の通販企業と比べても際立っているということです。

ネット通販が一般消費者に認知されていったのは、アマゾンや楽天の利用により
通販の利用に慣れて、別のサービスの利用に広がっていったというパターンが多いのではないでしょうか?

書籍やゲーム、音楽CDなどどのような流通経路を通じても、特に問題ない商品はネット通販を利用するのには抵抗が少ないのかもしれません。
つづいて、家電や家具、日用消耗品、食品と、身の回りの必要な品物が抵抗なく通販での購入ができるようになり
ついに衣類に関しても、店舗でサイズ確認や着心地など確認することなく、ネットで注文することが一般化してきたのだと感じました。
しかし、アパレルを扱う通販会社がすべて業績を伸ばしているわけではありません。
ネットで衣類の買い物をする消費者に対して、現物を試着しなくても抵抗なく発注ができる仕組みつくりができている会社とそうでない会社の差が出てきているような気がします。

政府は消費者物価指数が2%の上昇を目指しているようですが、
一般庶民の嗜好品の購入手段に「ネット通販」が加わっている現在では、どこでも購入可能な同一品目の商品を買おうとしたとき、もっとも安く提供している会社から容易に購入することができるという状況なわけですから、政府の目論見は既存の商流の概念で計画を立てても難しいのではないかと感じます。

ネット通販初期に隆盛を誇った、書籍やCD、ゲームは、現在、電子書籍やダウンロード販売に形態を変えてきています。本来、扱いが小さく、宅配便や郵便での扱いが容易だった書籍やCDなどに代わって
物流での配達で大変な、アパレルや日用品にネット通販の扱いがかわってきている状況です。
今後は、医薬品や生成食品など、より扱いが難しいものの扱いが増えていくでしょう。
ネット通販に慣れた消費者が次に利用をしはじめる分野に今後注目したいと思います。

2018年7月23日 (月)

再配達回避に思い切った方法を取る日本郵政

商品を玄関前に置くだけで配達完了 日本郵便が新サービスを開始へ #ldnews
http://news.livedoor.com/article/detail/15047090/

上記記事より>>>>>>>>>>>>>>>>


 日本郵便は、通信販売会社や百貨店などを対象に商品を宅配先の玄関前に置くだけで配達を完了するサービスを来春から本格的に始める。

 荷物の増加に対して人手不足の解消が進まない中、不在時の再配達を抑え、コストを削減する狙いがある。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ここまで

記事を読んだとき、「日本郵政は思い切った事を先駆けてきた」と思いました。
日本郵政(ゆうパック)を利用する物流事業者や通販事業者は当然
「盗難のリスクはどうするんだ。」「配着済みの荷物を届先が悪意を持って届いていないと言い張ったらどうするんだ。」といった、「必ず起こりえる」問題について疑問に思うはずですし、こうした日本郵政の取り組みに対して否定的な考えを持つと思います。
荷主からしたら一見暴挙としかとれない今回の運用の改訂。
しかしこれは、日本郵政から、

「この運用が嫌なら、他の宅配業者を利用してください。」

というメッセージも含まれているはずです。

昨年から問題視されているように、インターネットを利用した宅配通販ビジネスの荷物取り扱い量は
年々増加の一途となる反面、宅配事業を行う、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政の
宅配環境は改善が追いつかず、トラック台数、運転手数、配送スタッフどれも足りない状態で
環境改善と同時に荷扱い数を減らす為の算段として強烈な値上げ交渉を通販事業者などへ行うケースが
今年に入ってからも続いている状態です。

今回、日本郵政がとってきた「宅配荷物は玄関先に置けば配達完了」の動きは
再配達の問題解決だけでなく、
これが嫌なら他の宅配業者のサービスを利用してくれれば自社の荷扱いが減らせる
という日本郵政にとって二重のメリットが望める「冴えた」運用変更だと思います。

しかし、ヤマト運輸や佐川急便も、おそらくこれに追従した形で、
「配達は玄関に置けば終了」を追従するでしょう。

その上で、「受け渡し証明などが必要な場合(再配達がありえる場合)は通常運賃に別途費用が上乗せされる」
という配達方法に変わっていくと思われます。
これを利用するのが、荷主側が望む形(サービス)になるのか、注文した顧客側が希望する形になるのか
今年から来年にかけての通販物流の扱いでポイントになるかもしれません。

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