最近のヤマト運輸の焦り
日本郵便、ヤマト運輸を提訴へ…薄型荷物の配達委託見直し巡り賠償求める方針
ヤマト運輸は先日このブログでも取り上げたメール便事業を廃止した際の配達従事者を一斉解雇した影響についての記事
「スマホをパクってるのは絶対にスキマバイトの連中だろ」…150億円の赤字に転落した「ヤマト運輸」で「iPhone窃盗」が頻発している「謎」
につづいて、郵政とも問題が発生している様子です。
メール便の取扱いについて郵政と協業を行うという判断は、郵政の強みを生かしてヤマト運輸のコストを削減する良い手段だと私も思いましたが、あまりにもそのコスト削減へのかじ取りが急すぎたため、現場の歪みを発生させてしまったようです。
これによって、コスト削減の効果が薄れてしまった可能性が高く、また、扱い荷物の減少だけでなく付随するサービスが劣化することによって顧客も離れてしまった可能性もあります。
最近、ヤマト運輸から格安契約料金で他社からの配送切替を打診されるという事もあるという情報もあり、ヤマト運輸全体で準備された配送環境に対して、歪みができてしまっていると感じます。
配送、配達の環境は、自社のもつトラックや倉庫、人員を適切に運用する事で収益を最大限に高める事ができるのですが、
環境に対して運用規模が多すぎる・・・パンク
少すぎる・・・車両、人員の手余り
と、多くてもダメ、少なくてもダメと非常に難しいかじ取りが迫らせます
しかも、大口顧客対応の物流運用に比べて、個人配送、個人集荷の多い宅配便ビジネスはこうした荷物の多い、少ないの変動の計画をするのがとても難しいです。
せっかくお互いのメリットを協業という形で実現した郵政とヤマト運輸のメール便取扱いですが
こうした訴訟にまでなるような状況になってしまうと今後ケンカ別れでヤマト運輸のメール便の扱い回避によるコスト削減策も全面見直しという事になってしまうのでしょうか
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