トランプ大統領はカナダとメキシコからの輸入品に対して25%の関税を加える大統領令に著名しました
アメリカ大統領が持つ権限として妥当かどうかという議論もされていますが、昨年韓国でも尹 錫悦 大統領が 国家非常事態宣言を発令しました
大統領とは一般的には共和国制国家の元首を意味していて。要するに小さな領主が納める小規模国家の集合体を取りまとめる役割といったところでしょうか。
日本は選挙により国会議員を選出して、その議員の中から内閣および内閣総理大臣が任命されるシステムですが、大統領制の場合、基本的には国会議員の選出と大統領の選出は別の選挙で任命されます。
国民の代表として選出される国会議員ですが、住んでいる地域ごとに議員1名から数名を選出する事と違い、大統領選挙は国全体で1人の人間を選出しています。
大統領の権限は国によって異なるようですが、アメリカ大統領の権限はかなり大きいようですね
このアメリカ大統領の持つ権限である大統領令、意味を調べてみたらこうあります
「アメリカ合衆国議会の承認を得ずに、アメリカ合衆国大統領がアメリカ合衆国連邦政府やアメリカ軍に対して発するアメリカ合衆国の行政命令・行政委任立法。 」
この議会の承認を得ずに発令する行政命令・行政委任立法という一文は、社会主義国家の国家元首が議会などの民意を得ずに発令する独裁者的なイメージを強く感じます。
それくらい強い権限を国民が大統領を選出する時に与えて、それにこたえて大統領が実行しているというのならば、今回の25%もの関税はアメリカ国民が自国の労働者や生産物の国外依存をなくしていきたいという強固な意志の表れじゃないかと感じます。
たしかに自動車など一部の産業ではアメリカ製品は世界での競争力を失っているものもありますが
一報、APPLEやインテルやAI技術の核となる半導体産業、テスラといった電気自動車、Amazonやgoogleなどの企業など日本でも圧倒的なシェアを獲得している企業が沢山あり、付加価値の少ないモノつくりからより高い価値のある商品の開発をつぎつぎと進めている印象です。
しかしこうした分野の追い上げとしてはアメリカとって中国が最も脅威となっており、トランプ大統領はこれにたいする露骨とも見える対応をつねにしています。
日本のように制度や旧態依然とした慣習がなかなか改善されずに、議会を通じて時間のかかる論議を繰り返している状況がずっと続いていますが、国民に選出された大統領がこうした議論を飛ばして実行に移るプロセスを持つ制度はうまくかみ合えば国家反映の起爆になるのかもしれません。逆に働けば一気に国家が滅亡してしまうリスクにもなりますが
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