阪神タイガース38年ぶりの日本一・・・38年前1985年の出来事
阪神タイガースが38年ぶりとなる日本シリーズ優勝をしました。
38年前、1985年といえば茨城県つくば市で国際科学技術博覧会 通称 つくば科学万博 が開催された年です。
館林がつくば市と比較的近いという事もあり、私は期間中4回、つくば万博へ行きました。
あの頃の日本は、バブル景気に沸いていた時期という事もあり
つくば万博には多数の企業の豪華絢爛なパビリオンが立ち並び、71年の大阪万博の規模には及ばないまでもとても華やかで見ごたえがあったと思います。
東京ディスニーランドの開園が1983年だったこともあり、宿泊でつくば万博~ディズニーランドに行くという旅行プランで楽しまれた遠方からの旅行者も多かったようです。
多数のパビリオンの中でも、1985年当時日本の家庭、産業、社会で急速な進歩が進んでいた電子産業関連企業の出展についてはどれもとても力が入っており、特にNEC、富士通、IBMといったコンピュータ関連企業のパビリオンには長時間の列が連日できていました。
まだ、インターネットや携帯電話など市場に存在しなかった時代、スタンドアロンで使用する家庭用パソコンは、実用的な使用方法というよりも、ゲームや簡単なプログラミングの為の趣味の道具といった域でした。
そんな中、つくば万博会場では、コンピュータネットワークで映画や電車のチケットなどの購入ができるキャプテンシステムや、テレビの解像度を高くしてよりリアルな描写を実現するハイビジョンなど、38年後の私達の生活ではもはや当たり前となっているような機器やサービスのデモンストレーションが展示されていました。
当時中学生だった自分は、将来やってくるであろうこうした技術を使った様々な映像機器やネットワークサービスなどに期待して心躍らせながら会場を回った記憶があります。
1985年当時、間違いなく世界の市場を席捲していた日本のテレビ、家電、電子機器産業ですが、あれから38年経ち、この分野における販売シェアは中国、韓国、アメリカが中心となってしまいました。
つくば万博で見た技術やサービスは現実の物となりましたが、iphoneやgoogle、Amazonなどアメリカからの製品やサービスがほとんどですし、ハイビジョンテレビやスマホなどの製品そのものも、中国や韓国製の物がほとんどとなってしまいました。
2025年には大阪で万国博覧会が開催されます。
そこで見る未来はどのような物で、実際はどんな物がどんな場所で作られて私達の元にやってくるのか。
そしてその時の私たちの生活がどうなっているのか、また遠い未来の事を思うきっかけなりそうです。
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