年収の壁
「年収の壁」130万円超え2年連続まで扶養OK 10月から 政府方針
https://mainichi.jp/articles/20230923/k00/00m/010/090000c?utm_source=smartnews&utm_medium=ios&utm_campaign=smartnews
政府は年収130万円を超えた場合社会保険加入が義務付けられている制度に対して
連続して2年までなら扶養にとどまれるという方針を発表しました。
消費税や住民税などとならんでこれから政府が絶対に確保しなくてはならない年金の重要な徴収元となる厚生年金保険と介護保険
これは現在130万円以下の労働者に対しては従業員100人以下の企業の場合社会保険の加入義務はありませんから徴収できません。
しかしこの130万円を前後して、社会保険を支払う人と支払わない人の間に現金手取り分の差異が発生します。
130万円をこえると社会保険を徴収された分、129万円の収入の場合よりも収入が減ってしまうのです
そのため、長時間働ける人でも年間の収入を130万円いかに抑えるように勤務するパートタイマーの方がとても多く
また、この厚生年金などの徴収は努める企業にも負担義務があるため、人件費コストを抑えたい企業にとっても、社会保険の加入を避けられる労働方法をパート労働者の方々にお願いするという状況もずっと発生していました。
今回政府が発表した130万円をこえても2年連続まで。という制度ははっきりいってこの問題に対して根本的な解決になっていない制度で、制度を拡大利用しようとすれば、パート労働者に対して、1年おきに130万円までの収入調整をさせるという流れになってしまい、税収面でも企業と労働者の契約の流れとしても働いている人の生活面においても長期的にはメリットが薄いと感じます。
より早急な厚生年金制度を含む社会保険制度の見直しを進めてもらいたいものです
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