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2022年10月24日 (月)

日本の産業これから

円安が進み、150円台に突入しました。

1980年代の水準まで円が安くなったという事です。

思い返せば、私が小学生の頃 1980年は1ドル250円でした。

バブル景気、プラザ合意を経て、1985年から86年の間に1ドル150円台まで一気に円が高くなりました。

日本の輸出業は大打撃を受け、生産地の変更など大手企業は対応をしてきました

その後、1ドル120円~110円が代替平均的なドル円相場としての基準となってゆき、

リーマンショックでアメリカ経済が壊滅状態となった2009年から2011年のころには1ドル80円台という未曽有の円高となった時期もありました。

ドル円相場はアメリカと日本の経済の状況によって揺れ動いていきますが、日本が利上げ、賃上げ出来ない状況となっているのは

日本経済の基盤となる国内需要が高まらず、また海外の様々な産業における売り上げも外国企業に負けている状態になっているというのが如実に表れています。

すべて政治の問題と言い切ってしまえば、悪材料を他人事のように切りとって悪態をつけばよい世界になりますが、

戦後77年を経過して、日本の働く環境や教育の現場が変わった影響で、国内も海外も日本企業の力が弱まっていると感じます。

新しい産業を生み出すこともせず、賃金も物の価格も現状維持を希望すれば、このような状況になるのは明白ではないでしょうか。

少なくとも、2010年以降、ネットを利用したサービスや産業、製品については、日本人は国産のサービスを全然利用していません。

スマホはアップルか中国、韓国製の物しか使わないですし、ネット通販もAmazon一強

スマホアプリの多数は海外のサービスが中心で、子供達は毎日youtubeに夢中。

日本社会の構造的な改革が1年やそこらでできるわけないので、それこそ日本を代表する企業が率先して、新しい事や新しいサービス、新しい産業にチャレンジしていく事で全体を引っ張っていくようになってもらわないと、本当に閉塞感しかない世の中が続くと思います。

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