痛ましいバス取り残され事故
静岡県で保育施設のバスに取り残された3歳の子供が熱中症で亡くなるという痛ましい事故がおきました。
同様の事故は昨年も発生していて、行政指導により全国の施設でチェックの体制をしているという状況下で起きた事故でした。
様々な要因が重なっておきた非常に痛ましい事故なのですが
物流の運用においても発生する事項として、
複数回のチェック体制をしているが故のミス
臨時作業員による作業を行った故のミス
この2点が大きかったように思います
複数回、複数個所でチェック体制をしいている場合、各々のチェック担当の責任度合があいまいになると
前のチェックがOKだったので担当しているチェックも問題ないだろう
という意識の中、チェックが甘くなる事があります。
慣れていない人にとって、自分の作業結果を確認する仕事というのは、余分な手間で省いてしまいたいという無意識の感情が働きます。
複数チェックをする意味と意識を作業者に常に啓蒙しないとミスが起きる事になります。
臨時作業員によるミスについては、臨時作業員でも可能なレベルの確認作業にする必要があります。簡潔で間違いのない所作の元に初めての人でも確実にできるチェック方法を作る必要があります。
この2点は大掛かりなシステムを作成する必要はありません。
アナログベースで書式を決め、リストを作るだけでも十分可能です。
しかし、手間を惜しまず、継続して、高い意識で行う事は組織全体がつねにこうした事象に対して真剣に向き合っているかどうか
また、チェック体制に対する定期的な確認も必要になります。
簡単にできそうで、5年10年と継続させていくためには社員教育も含めた十分な啓蒙活動がなにより大切なのだと感じます
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