まさかという出来事
7月8日 安倍元首相が銃撃されて死亡するという大事件が起きました。
私も一報を聞いたときに「まさか」と思いましたが、おそらく日本中の人々が同じ思いを持ったに違いありません。
安倍元首相の功績や、犯人の情報、銃撃されたときの警護の状況など様々な情報が週末にかけ報道されました。
日曜日は衆議院選挙もあり、日本中が騒然とした数日間だったと思います。
幼い私たちの娘達も、この歴史に残るであろう大事件を神妙にとらえていました。
私達が大事件だと感じる出来事の大多数は「まさか」という事態から発生することがほとんどです。
良い方の「まさか」が奇跡と呼ばれるなら、悪い方の「まさか」は悪夢というべきでしょうか
要人の警護において、暴漢の初動を静止できたという事例はあまり聞いたことがありません。
警護は暴漢の初動後に取り押さえたり、要人をかばったりすることがほとんどで、その初動で助かるかどうかは運も多分に左右されるような気もします。
安倍元首相の銃撃事件は、初動の1撃目は銃弾が外れ、2撃め銃撃が心臓に達する致命傷となってしまいました。
さまざまな要因が重なってこうした「まさか」の事態が発生をします。
思い返せば、東日本大震災の福島原発の事故もこうした「まさか」の積み重ねでした。
私達物流の仕事も同じですが、世の中の重大なミスや事故はどれだけこの「まさか」の時代にあらかじめ備えられるかどうかで回避できるかという事だと思います。
まさかの事態が発生したあと、人は、なぜこのような事が回避できなかったのかを追求しますが、想定をしていなかったゆえの「まさか」の事態なわけで、こうした想定していない事態を拾い上げる広い視点や考察がどのくらい社会や生活の上で共有できるのか、私達が生きていく上でとても大切な事だと感じています。
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