船舶物流効率が落ちる事で上がるモノの値段
コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった マルク・レビンソン https://www.amazon.co.jp/dp/4822245640/ref=cm_sw_r_tw_dp_MXS0EAG1MT1NTP3KABAC @amazonJPより
物流とは何か?
単に物を運ぶ事からより効率よく運ぶためにどうするべきか
私共物流事業者にとっては、なじみのあるモノですが、一般の消費者の方々からしたら見たことはあるけど触った事のない物ばかりでしょう。
コンテナやパレット、オリコン、カゴ台車、フォークリフト、ハンドリフト、6輪台車
どれもこれも品物と効率よく運ぶためになくてはならない道具であると同時に
みな、国内や国際的な寸法基準に沿って同じ大きさ、同じ用途で使用ができるように作られています。
パソコンが世界で共有の使い方ができるようになったのは1980年代のMS-DOSというOSが出回り始めてからですが
コンテナ輸送については50年以上前の1960年代から使われています。
安価な海外製品が国内で大量に消費できるのもこの船舶輸送に使われるコンテナのおかげですが、
海外製品が安価なまま国内で流通できる仕組みについては、コンテナを運ぶ国際船舶の効率的な輸送と
それを支えるシステム面が大きいです。
ある意味、電車のダイヤのように綿密に計画された船舶輸送の路線便は、ここ2年ほど世界を巻き込んでいる新型コロナのせいで運用がかなり乱れてしまい、コロナ前に比べて効率もコストもかなり悪くなりました。
その影響もあってか、2月より食料品など生活必需品の数々が値上げとなります。
一般的に値上げの原因は原材料価格や人件費価格の高騰が原因となることが多いのですが
これから数年の間は、こうした物流コストの増加による価格上昇も頻繁に発生してきそうな気配です。
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