楽天、ヤマト/ 楽天・ヤマト・佐川、広がる新型コロナウイルスの物流への影響
楽天市場 送料の一律無料化を撤回 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200306/k10012317211000.html
楽天が準備を進めていた、3980円以上の販売にたいして送料を一律無料化する販売方法は、新型コロナウイルスの事業者への商品入荷遅延や影響を考慮して、延期されることになりました。もっとも、この制度は公正取引委員会からも独占禁止法に基づく緊急停止命令を東京地方裁判所に申し立てるなど波紋が大きく、新型コロナウイルスの収束後でもどうなるのかわかりません。
一方、通販で物を運ぶ事業を展開する佐川急便、ヤマト運輸は、新型コロナウイルスでは、直接不特定多数の顧客と接触する機会があるため、受け取り確認の対応などを通常の方法から変えるようです。もっとも、配達確認については、置き配などの簡略化を進めたい宅配業者側の都合もあるわけですから、極力確認なしで荷物を引き渡すことができた方がメリットは大きいと思われます。
楽天にしろ、大手宅配業者にしろ、この新型コロナウイルスの影響で物流の形が一時的に変わる可能性があります。
これが、現在より効率的な物流運用のきっかけになるかもしれません。今後の動向にも注目したいところです。
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