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2019年11月11日 (月)

ヤマト運輸 スマホ利用で便利に荷出し

ヤマト運輸ホームページ  宅急便はスマホで送れる

http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/campaign/sp/

 

9月から始まったサービスですが、あまり全国的に周知されていないような気がするヤマト運輸のスマホから送り先を指示するシステム。

特に、LINEを利用すると、相手先の住所をしらなくても荷物を送ることができ、さらに匿名で送ることも可能だそうです。

 

ここ数年、大手宅配便各社のスマホ利用したシステム提案は、荷主・送り元の便利向上に力が入っていると感じます。

大手宅配便企業は、荷扱いの前提で、自社に荷物を持ち込んでもらわなければ売り上げを増やすことができないわけですから、いかに「預けやすい、手間のかからない、安く早く送ってくれるか」という点をメリットとして荷主に伝えられるかが重要だと考えているようです。

たしかに、荷物を預ける際の送状の作成は、宅配便利用において手間に感じる要因です。

相手先住所がすでにスマホなどに登録されているのであれば、それを利用すればいいし、ヤマト運輸側も手書きで記載された伝票をあつかうよりも、スマホやパソコンに入力された住所情報を利用するほうが、さまざまな処理で手間がはぶけます。

しかし、今後は、荷物を受け取る側へのサービスやシステム提案を進めるべきだと思います。

大手宅配企業のどこを主要な宅配便として採用するかの判断は、物流の品質や価格できまるのですが、価格だけでなく、この品質の部分も重要で、「〇〇便はいつも指定時間どおりこない」とか「配達員の感じが悪い」とかさまざまな理由で荷主からNGを受けてしまう事も少なくありません。

荷物を届ける際の連絡について、メールやLINEでお届け日や時間をあらかじめ教えてくれるサービスが広まっていますが、さらに一歩進んで、

〇〇時〇〇分ごろ到着予定、あと〇〇分ほどで到着予定 など 荷受け側に詳細に情報を伝えられるような仕組みまでできればいいと思います。これはもしも荷受け側が不在の場合、再配達を回避することも可能になるわけですから、お互いにメリットのある仕組みになるでしょう。

 

ちなみに、今回開始されたLINEを利用する匿名配送のシステムは、大変便利な仕組みだと思いますが、犯罪に使用されてしまう可能性も指摘されています。この点は今後の運用も含めて今後の動向を見守りたいと思います。

 

 

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