宅配業者と顧客間、信頼関係を見えるかしたら?
宅配業者の悩みの種はいまだ減ることのない再配達対応による配達ロスの対策です。
ヤマト運輸が荷物扱いの減少により赤字に転落したというニュースが最近ありましたが、荷扱い量が増えれば増えるほど相対的に増えるのも配達先不在による再配達対応となります。
渡しもネット通販を利用して買い物をしますが、自分宛の注文荷物は通販業者によっては配達日指定ができなかったりする場合があり、また、クレジットカードなどの発行も発行業者の出荷タイミングで配達になることもあるので、自分で手配したとしても商品がいつ届くのかわからないケースも多いです。
すでに大手宅配業者では、スマートフォンなどを利用した荷主が荷物を出荷する際に便利に使える仕組みを提供しだしていますが、荷受け側に対しての対応をもっと充実させるのもいいかもしれません。
先月の大型台風の時に、手持ちのスマートフォンから緊急災害通知が入ってびっくりすると同時に、せまる危機を教えてくれる事に安心も覚えましたが、同じように、自宅着の荷物が自宅に届く直前の段階で通知が入るような仕組みがあれば、仮にそのタイミングで外出していた場合、通知に対して外出の報告を入れることで再配達のロスを回避することができるかもしれません。
こうした、再配達に対しての荷受け側の対応は、正直手間ですし、そんなことしなくても留守にしていたらしていたで、翌日には勝手に再配達してくれるから必要ない仕組みだとも考えられます。
しかし、ここに宅配業者と荷受け顧客の間に、飲食店や店舗などのSNS評価サイトのような関係ができたとしたらどうでしょうか。つまり宅配業者側が荷受け顧客側を、良い顧客か、悪い顧客か、評点するような仕組みにしたら、宅配業者側にとって、いつも家にいる顧客や、不在時に前もって連絡してくれる顧客は良い顧客でしょうし、逆にいつもいない、連絡もくれない顧客は悪い顧客ということになるでしょう。
度が過ぎれば宅配業者側から、荷主に対して、そうした度の過ぎた荷受け顧客に対して出荷指示がかかった時点で受け取り拒否(送状発行の拒否)といった対応もできるかもしれませんし、そういう扱いになってしまうと様々なネット通販や宅配便の利用に関して受け取り側で不具合が発生して生活に影響がでるようになるかもしれません。
上記のような考えは、通販業者からすると販売機会を失う可能性を増やすので取り組みとしては難しいかもしれませんが、仕事はその扱いを行う事業者とサービスを受給する立場の人の信頼関係でなりたっているわけですから、少しでもより良い物流環境ができるよう様々なアイデアを出していくのが必要でしょう。
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