2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »

2019年9月

2019年9月30日 (月)

増税前ということで

10月1日の消費税10%開始直前ということで、駆け込みでなにか必要な物を買う方が沢山いると思いますが、

すでに報道でもされているように、ネット通販の場合、出荷日が決済日となっているケースがほとんどなので

本日9月30日の注文分については、増税対象かどうかは注文する会社によって、増税前決算になる可能性もあるし

明日の出荷分として増税後対象となるものもあります。

ネット通販の場合、商品を受注してから、出荷対応に入るまで、一定のタイムラグがあります。

ピッキングリストを出力して商品を倉庫からピッキング(仕分け)し、その後、出荷箱に梱包、送状などを張り付けて出荷という流れです。

 

今回の増税は過去の増税時に比べると駆け込み発注が比較的少ないのではないかと感じています。

駆け込みで必要ないものを余分に買ったりした過去の経験があるからでしょうか。わりと消費者側の対応もいままでに比べて冷静になったのではないでしょうか。

2019年9月26日 (木)

ヤマト送状システム 大規模障害 もはや災害レベルか

ヤマトの送り状システムで障害発生、復旧めど立たず https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/06031/?n_cid=nbpnxt_twbn

 

ヤマト運輸の送状発行クラウドシステム、「送り状発行システムB2クラウド」に大規模な障害が起きています。

9月24日から続くこの障害は、3日たって26日時点でまだ復旧していません。

ヤマト運輸で出荷を行っているBtoB事業者や通販事業者は、送状の発行ができず運用に大幅な遅延や影響が発生しています。

また、この障害の為に、急遽手書き伝票で出荷業務を行う物流事業者が増加しているため、ヤマト運輸社内での手書き送状処理にも時間がかかり、各地で混乱が予想されます。

働き方改革や作業人員の不足など、物流事業社の中での人手不足を解消するために、各路線便業者各社は送状発行システムをインターネット上にクラウドを利用して管理するなど、工数削減の環境整備をしてきました。

今回の障害の原因が何か判明していない様子ですが、電気や水道と同じようにインターネットも生活インフラの重要な一部となっています。これに障害が発生するとどのくらい物流に大きな影響があるか、はかり知れません。

一刻も早い復旧を願うばかりです。

2019年9月24日 (火)

ラグビーという馴染みが無いようで我々の生活に密着し得るスポーツ

ラグビーワールドカップが開催されています。

日本代表の活躍も注目されていますが、あまりテレビでじっくりと見る機会の少なかったラグビーというスポーツを存分に見られるというのがこのワールドカップが日本にラグビー界に与えられる最大の好機なのではないでしょうか。

80年代の人気ドラマ「スクールウォーズ」は高校ラグビーの話でした。これを見て、花園ラグビー場は高校ラグビーの聖地であるとか、ラグビーの基本精神は「ワンフォアオール、オールフォアワン」であるという事を知った40代以上の世代が多いと思います。

先日NHKスペシャルで放送されていた”ラグビーワールドカップ2019第1回“世界最強” 神髄に迫る”という番組を見ましたが、ざっくりとしか認識していなかったラグビーというスポーツの奥深さに改めて感銘を受けました。特にラグビーの精神の根源にある、「相手をリスペクトする」という考え方は、あらゆる社会、生活、習慣のなかでみんなに生かされ、共有されるべき事なのではないかと感じました。

そんな知らない事だらけだけど知ってみると面白い、我々の生活でも生かせるスポーツラグビーですが、我々がご提供する物流の仕事もこんなラグビーに似ている側面があるような気がします。

みなさんの生活に直結しているのに、その実態や内容が伝わっていない産業が物流業界だと思っています。

皆さんは仕事を進めるにあたって、倉庫を手配したり、トラックを手配したりする必要に迫られたとき、物流企業同士の比較や内容の精査をどのようにしていますか?ラグビーと同じで、その存在は認識していても詳しい内容や具体的手段については情報が少なすぎるのではないでしょうか。なにせテレビコマーシャルなどで周知されているのは、宅配便企業がほとんどで、BtoBの物流企業や地元の物流企業など、情報は本当に少ないと思います。

ラグビーと同じように物流業界も、ワールドカップのような爆発的に一般周知が可能になるようなイベントがなにかあればいいのですが・・・。

2019年9月17日 (火)

置き配、将来の通販の形として定着するか?

アマゾン、「置き配」を標準に---再配達率を削減 実証実験へ


 


https://response.jp/article/2019/09/15/326521.html

amazonが通販商品の置き配の実証実験を開始しました。
「岐阜県多治見市内の住所となる顧客」を対象としているという事で、ここで得られた問題や対応などが、今後の全国展開にフィードバックされるのでしょう。
指定場所が(「配送ボックス」「玄関」「ガスメーター」「ガレージ」「自転車の荷物かご」「ビルの受付係」)のように選択できるようになっているようなので、置かれた荷物を盗まれてしまう危険性の低いところに置くということが、置き配の前提となるようです。

一番問題となるのは、置き配後の、商品の破損や紛失の対策です。基本的に置き配は受けて側の性善説に基づいて行われるのですが、届いたはずの荷物を、「届いていない」と言い張られてしまうとどうしようもありません。内容が高価であればあるほど、問題が深刻化していく可能性が高いです。

私が考える、個人向け通販の荷受け改善対策案は、2つあります。

1つは勤務先への配送、もう一つは宅配BOXに代わる荷受け専用の網袋(ネット製の袋)の無償提供です。

勤務先への配送は、これ以上説明がないくらいシンプルな対策です。日中であればほぼどの職場でも荷受け対応可能でしょう。
あとは個人向け配送品の受付を会社側が認めてくれるかどうかという問題ですね。

荷受け専用の網袋とは何かといえば、現在は宅配BOXや宅配袋などを利用している家庭が多いようですが、これらは設置に結構コストがかかります。私が提唱する網袋は、160サイズ箱まで入るような網でできた袋に商品を入れてもらい、その網袋は口部分は南京錠のようなものでロック。網本体は、玄関などにあるポールにロープなどで固定する。こうした物を宅配事業社または通販事業者が大量に配布して利用を周知するという案です。
網袋は宅配BOXや宅配袋と概念は一緒ですが、メリットは、・安価に製造できる可能性がある。・玄関先に置いておいても、袋やBOXに比べて汚れに強い。・たためばかなりコンパクトになる。といったところでしょうか。網ですので、玄関先に置かれた場合、雨などで汚れる可能性が高まります。ここらへんは受け取る側が、網の中に大きなビニール袋などを入れておくなど、受け取り側での心配りも必要になるかもしれません。

いずれにしても、置く配の運用はこれから本格化していく事と思われます。何せ宅配会社の人で不足はますます深刻化しますし、その上でコスト削減の手段も行っていく必要が高まります。

2019年9月13日 (金)

前澤元社長、まるでワンピースの主人公のよう

昨日、ネットアパレル通販最大手のゾゾタウンに対して、ヤフーが株式の公開買い付けを開始し、

企業者である前澤社長は退任するという報道がありました。

 

この報道が出る前、ずっと成長路線を続けていたゾゾタウンが収益的に踊り場に入ったことへの対応をどうするのか労務士の先生と世間話していたばかりだったので、あまりに見事な転身ぶりに驚愕しました。

普通の起業家、経営者であれば自分が立ち上げた事業に対する愛着や執念で、経営トップから降りるという判断はなかなかできないと思うのですが、前澤元社長にとっては、愛着ある会社のトップに居続けることよりも、自分のこれからの人生でまだまだ始められる事があるという判断なのかもしれません。

ネット通販が隆盛していき、こうした時流に乗って急成長した会社は沢山あります。

よく、競争相手が少ない、成長著しい業界をブルーオーシャンと表現することがあります。

この10年くらいは、ネット通販を手掛けるAmazonや楽天以外の企業も、アパレルに特化したZOZOやペット商品に特化したチャームなど、まさに漫画ワンピースに登場する海賊のようにブルーオーシャンを疾走してきた感じです。

しかし、ここ数年、このネット通販事業は競争相手も増加し、徐々にブルーオーシャンの逆、レッドオーシャンに差し掛かってきていると思います。ここにきて、前澤さんが発揮していた起業家としての感や、勢いで事業を伸ばしていくのは難しいと感じたのかもしれません。

売却した株式を元に、おそらくまた、新しい海を探して乗り出していくと思われますが、どんな業態、業界がこの先海賊経営者が疾走するブルーオーシャンになりえるでしょうか。電気自動車や5G通信を利用する新しいサービス、環境分野あたりでしょうか。

2019年9月 9日 (月)

トヨタの物流改革

トヨタ自動車といえば、日本で最も大きい企業ですが、世界の自動車販売台数でトップ3の出荷台数を持つトヨタでさえ、昨今自社の物流改革を早急に進めています。

我々にとって直接影響がでるのが、すべてのトヨタ販売店で、トヨタ車のどの車種も購入可能になるという事ですが、逆にあまり認識していない大きな改革もあります。

それは、トヨタ車で扱うアフターパーツ、修理パーツなどの保管、出荷、流通をあつかう、トヨタ共配の統合と整理です。

https://response.jp/article/2019/09/06/326187.html

上の記事を読むまで、トヨタ共配がそれぞれ各県ごとに独立した会社で経営をしていた事を知りませんでした。

以前弊社に4Sとトヨタ生産方式の指導をしていただいたコンサルタントの方が、元トヨタ自動車出身で、トヨタ共配にも同様の指導をされていたというお話を聞いたことがあったため、仕組みや規模をあらためて知って驚きました。

トヨタは子会社にトヨタL&Fという物流機器とマテハンの販売や物流コスト削減の為のコンサルティングなどを行う会社があります。物流の効率化は、トヨタの働き方の基本ともいうべき事項で、トヨタの社員はこうした業務の効率化に至る考え方を入社してから徹底的に教えられるそうです。

日本一大きな会社ですが、これからの時代に危機感を持って物流改善や組織改革を進めるというのが、いかにもトヨタらしいと感じました。

2019年9月 6日 (金)

京急、トラック・電車事故

昨日発生した横浜市での京浜急行踏切、トラック衝突事故。

報道では脇道から踏切に侵入した大型トラックが立ち往生して電車と激突したという事ですが、

前後の情報を聞くと、狭い道から踏切と逆の左側の道に出ようとした大型車が車両の大きさと道路の狭さの関係でどうしても左折ができず、やむをえず右折しようとしたところ起きた事故のようです。

この事故が発生するまでトラックの運転手は数十秒間何度も切り返しをして脇道からでようとしていたらしいので、おそらく初めて入った道だったのだと思います。本来こうした大型車が入ってくることを想定していない道なのかもしれません。

一般道でも大型トラックやコンテナ車は、その車体の取り回しの為に、曲がるときは大回りをするように転回をします。

信号のある交差点では、停止線をはみ出さないで止まっていれば、こうした大回りする車にぶつかることがないようになっています。まれに停止線をはみ出して信号待ちをしている車があると、こうした大回りしないと交差点を通過できない車は、曲がることができず、交通の流れを著しく悪くする事があります。トラック運転手の心理からすると、こうした交通の流れを著しく悪くしている原因が自分であると思うと、かなり焦りがつのるのではないでしょうか。こうした焦りが事故の原因になることが想定されます。

同じ道路上を走行していても、一般乗用車とトラックでは、取り回しに大きな違いがあります。普通車しか運転する機会のないドライバーは、つい車両の大きさの基準を一般車両を中心にとらえがちです。しかし、こうした大型車の通行を運転中に意識してみるのも、円滑な交通の流れに貢献する要素なのかもしれません。

いずれにしても、今回の事故はその原因と対策が必要だと思います。

« 2019年8月 | トップページ | 2019年10月 »