東京オリンピックまであと1年となりました。
東京オリンピックで贈呈されるメダルが発表されましたね。シンプルでいながら華々しさも備えていて中々いいデザインだと思いました。もっとハデにしたり、奇抜にしたりもできたでしょうが、50年後、100年後にあらためて見ても古びることのないような、いい形です。ちょっと普段食べてるクッキーの形に似てるかな?とも思いましたが・・・。
オリンピックまであと1年ということで、都内では大規模な交通規制のテスト運用がされました。
首都高の入り口の一部閉鎖と環状7号線から都心への車両流入を抑制するための信号の調整です。
とうぜん、首都高の交通の流れはよくなり、逆に環状7号線周辺含む一般道は渋滞するといった状態になりました。
路線バスの遅延など普段の通勤通学の足に影響が出るのも確実ですが、物流の影響も大きいです。
物流の世界では、荷動きをする際、入荷は午前中XX時まで、出荷は午後XXまでといった企業ごとに異なる荷受け・荷出しの設定時間があります。これは大量の商品を扱う大手販売店などでは特に時間管理が厳しい傾向で、これが守られないと最悪当日の納品拒否など荷物を受け取ってもらえない状況もありえます。
荷物を受け取る側も、受け取った荷物を倉庫内に引き込みをして、出荷業務をその後行う必要があり、出荷と入荷を同時に行えない環境も多いので、交通渋滞などによるトラックの遅延というのは非常に大きな影響があります。
運送会社では今回の取り組みに対して、あらかじめ1時間程度の早出などで対応したそうですが、オリンピックとパラリンピックではそれが、それぞれ約2週間続くことになります。
一般道を優先的に走行できる車両として、救急車などの緊急自動車、路線バスにつづいて物流トラックも何らかの優遇がオリンピック期間に与えられるように準備をしたらいいのではないかと思います。
具体的には、オリンピック期間中は一般の車両の奇数ナンバー、偶数ナンバーで都内一定地域の乗り入れを制限するなど、経済活動で影響の少ない車両についての乗り入れを制限する方法など行ったどうでしょうか。
また、ロンドンオリンピックでは、オリンピック期間中、企業の8割が在宅勤務やテレワーク対応をして都心部への交通量を減らしたそうです。
オリンピックを機会に、東京都内で慢性的に発生している渋滞や満員電車などが緩和されるような仕事のやりかたや都市交通の在り方に変化していくのも一考かもしれません。
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