5月10連休 通販への影響は
“10連休に備え” 保育・運送など生活影響抑える対応方針 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190226/k10011828831000.html
なにをいまさらといった感じもしますが、政府は5月の連休として異例の10連休に対して
さまざまな業種に対する影響の事前対策を指示している様子です。
このブログでも度々書き込んでいますが、
物流業界で仕事がやりづらくなる原因の一つが、波動の大きい物流所作が起きる事です。
年末の物量増加や、春の引越しシーズンなど、需要が一時的に異様に高まる状況が発生する場合
それにあわせた保管・荷役・運送環境や人員が必要になります。
臨時で必要な、場所・人・物 ですから、臨時の事態が過ぎれば必要なくなります。
80年~90年代でしたら、こうしたコストは平月期のコストに上乗せして運用をしていたのでしょうが
2000年代以降の物流および流通業界は、こうしたコストを上乗せして平準化することを
しなくなりました。コストが高い=競争力を失うからです。
したがって、こうした波動で発生する追加コストについては、派遣や下請けなどに回り
大きな収益につながらない状態が発生し、最終的には世の中の景気に逆行する流れとなっています。
今年の5月の10連休を休みとして使えるのは、実際は限られた人達だけで
流通、物流などの業界では、さまざまな方法で商品の流れを止めないように動き続けるでしょう。
カレンダーの上に赤い丸を増やすような休日の増やし方ではなく、労働者が自分の意思で
自由に連休を取得できるような制度や習慣が日本の企業にも根付いたら
こういった歪みはなくなるのではないかと思うのですが・・・。
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