揺れる出版物流
出版物輸送、2~3年以内に撤退も – 物流の専門紙 カーゴニュース http://cargo-news.co.jp/cargo-news-main/1127 @info@cargo-news.co.jpさんから
インターネットによる電子書籍や書籍通販の隆盛にともなって、出版物物流が揺れています。
書籍、雑誌ともに売り上げを落とす一方、雑誌書籍を取り扱う先は、書店だけでなく、コンビニエンスストアなど
広がっているため、物流費用がかさむ要因が増えています。
これだけ、インターネットとスマートフォンが行き渡った社会になると、必要な情報は
新聞や雑誌からではなく、スマートフォンで見るネットニュースでことたりるようになってきました。
情報の利用範囲が ネット > 新聞・雑誌 の関係になってきています。
利用者が新聞、雑誌を使わなくなるわけですから、当然直接の売り上げだけでなく、広告収入も減ります。
新聞や雑誌の発行で、全体の売り上げが減り続ける中、物流コストは上記のような理由で増えていくのです。
さらにその物流費用そのものも、トラックの運転手不足、人件費高騰の流れで増え続けていきます。
状況だけで考えると厳しさしかありません。
しかし、電子書籍が一般化しても、本を所有するすばらしさ、利便性、共有性は何物にも変えられないと思います。
特に、子供がいる家庭では、親や祖父が読んだ物を子供世代に伝える手段の一つとして
書籍はあるのではないでしょうか。
電子化という利便性に負けない、魅力的な書籍が読めるよう、業界各位の奮起を期待したいところです。
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