大雨災害の物流への影響
西日本で発生した大雨による災害でたいへんな被害が発生しています。
72時間で1000mmを超える雨量のあった地域もあると聞いても、あまりの規模にちょっと想像ができないのですが、平らな所でも1mほどの雨水がたまるわけですから、それが低い位置にあつまるととんでもない水量となるわけで、被害のあった各地の産業や物流が寸断されています。
ヤマト運輸は、クール宅急便の受付を九州全域と中国地方の一部で停止、一般貨物についても中部、北陸の一部地域で受付を停止しています。
*詳細はヤマト運輸HPでご確認ください。
その他宅配便についても、同様に集荷、配送が不能になっている地域が発生しています。
物流や通販事業では大きな影響が出てきます。
大雨による避難警報など、日常あまり意識をしたことがない事象ですが、
都会と違い、高い建物が少ない地方で、さらに大雨の中、山の高台などにも避難が難しい場合、避難が遅れて被害にあってしまう可能性が高いのかもしれません。
日本は、地震だけでなく、台風や大雨による水害も多い国です。
館林市周辺も渡良瀬川、利根川に挟まれた地域なので、過去多くの水害にあってきました。
板倉町や川の近くの古民家には、小さな船が軒下につるしてある事もあります。
これは過去、多くの水害によって、町が水没しても逃げ出せるように用意されたものらしいです。
現在では小船をつるした家を作るなどということはなくなっていますから
普段の生活の中で、水害が発生しそうな時に避難をする建物がどこにあるのか知っておく必要があると思いました。
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