2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 異常気象と物流業界 | トップページ | おつりのいらない世界 »

2018年7月23日 (月)

再配達回避に思い切った方法を取る日本郵政

商品を玄関前に置くだけで配達完了 日本郵便が新サービスを開始へ #ldnews
http://news.livedoor.com/article/detail/15047090/

上記記事より>>>>>>>>>>>>>>>>


 日本郵便は、通信販売会社や百貨店などを対象に商品を宅配先の玄関前に置くだけで配達を完了するサービスを来春から本格的に始める。

 荷物の増加に対して人手不足の解消が進まない中、不在時の再配達を抑え、コストを削減する狙いがある。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ここまで

記事を読んだとき、「日本郵政は思い切った事を先駆けてきた」と思いました。
日本郵政(ゆうパック)を利用する物流事業者や通販事業者は当然
「盗難のリスクはどうするんだ。」「配着済みの荷物を届先が悪意を持って届いていないと言い張ったらどうするんだ。」といった、「必ず起こりえる」問題について疑問に思うはずですし、こうした日本郵政の取り組みに対して否定的な考えを持つと思います。
荷主からしたら一見暴挙としかとれない今回の運用の改訂。
しかしこれは、日本郵政から、

「この運用が嫌なら、他の宅配業者を利用してください。」

というメッセージも含まれているはずです。

昨年から問題視されているように、インターネットを利用した宅配通販ビジネスの荷物取り扱い量は
年々増加の一途となる反面、宅配事業を行う、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵政の
宅配環境は改善が追いつかず、トラック台数、運転手数、配送スタッフどれも足りない状態で
環境改善と同時に荷扱い数を減らす為の算段として強烈な値上げ交渉を通販事業者などへ行うケースが
今年に入ってからも続いている状態です。

今回、日本郵政がとってきた「宅配荷物は玄関先に置けば配達完了」の動きは
再配達の問題解決だけでなく、
これが嫌なら他の宅配業者のサービスを利用してくれれば自社の荷扱いが減らせる
という日本郵政にとって二重のメリットが望める「冴えた」運用変更だと思います。

しかし、ヤマト運輸や佐川急便も、おそらくこれに追従した形で、
「配達は玄関に置けば終了」を追従するでしょう。

その上で、「受け渡し証明などが必要な場合(再配達がありえる場合)は通常運賃に別途費用が上乗せされる」
という配達方法に変わっていくと思われます。
これを利用するのが、荷主側が望む形(サービス)になるのか、注文した顧客側が希望する形になるのか
今年から来年にかけての通販物流の扱いでポイントになるかもしれません。

« 異常気象と物流業界 | トップページ | おつりのいらない世界 »

物流業界」カテゴリの記事