運輸・郵便業の離職率
物流ウィークリー 4月23日号の見出し記事で
運輸・物流業の離職率に関する記事が掲載されていました。
運輸業・物流業の離職率は高卒で35.6%(全産業平均40.8%)、大卒で26.8%(全産業平均32.2%)
全体より低いのでたいしたことないのではと思われがちですが
運輸とくにトラックドライバーは若手の就職自体が少なく、その少ない若手が3年以内に
離職してしまうというのは由々しき問題です。
仕事にたいする、・やりがい・報酬・休暇など仕事のモチベーションを維持するために
必要な事象はたくさんありますが、労働時間については物流業界の先人の取り組みが
いろいろと現代の就業意識と合致しない状況になっている影響もあり、
仕事の段取りそのものが、いまの若い運輸・物流業の若手社員にとって苦痛になるケースが
多々あるのではないかと思っています。
物流現場で働く人の必要な能力としては、技術的な能力と管理的な能力になってきます。
私はこの必要な能力などの人員割合は、建設の世界と物流の世界は似ていると感じていて
物流の運転や現場荷役を行う担当と、管理担当の立場は、大工さんと現場監督さんに似た関係でしょうか。
よりよい作業段取りで、現場もスムーズに運用される。これが理想的な物流環境になるのですが
まだまだ業界全体の改善への取り組みが必要なのかもしれません。
過去、医療現場の中でも看護士の不足などが取り上げられ、さまざまな改善がされてきましたが
物流だけでなく様々な業界で人手不足からの業務環境の改善がすすめられているのだと思います。
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