シン・ゴジラと物流
昨日、庵野秀明監督のシン・ゴジラがテレビで放送されていました。
家の小さい子供たちと見るには難しい内容でしたが、東日本大震災や福島原発事故を
経験した日本人にとって、国難に対してどう政府関係者が動き、その指示によってどのような
プロフェッショナルな人達がどう動くのかをシミュレーションした内容は、色々と考えさせられる
ものが多いと思います。
物流の世界では、このゴジラ的な存在がアマゾンをはじめとした通販物流の隆盛だと感じます。
昨日もこのような記事をみかけました。
あえぐ段ボール業界 運送コスト高騰などで苦境:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASKB17SWMKB1PLFA001.html
市場が求めるものが多くなった場合、本来はそれに答える業界は売り上げ的にも利益的にも潤うはずです。
しかし、インターネットを通じた通販物流が増えるにしたがって、物流業界やそれをささえる業界が
どんどん苦境になっているという実態があります。
映画の中でゴジラはその動きを凍結はされましたが、いつまた動き出すかわからない恐ろしい存在として
ありつづける終わり方をしました。
物流業界が抱える問題として、人材不足、人件費高騰、物量の急激な増加、これらの問題はまったく
凍結されていません。今年のヤマト運輸や佐川急便の送料値上げは、これら問題を凍結させるまでの
効力はもっていないでしょう。
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