エンジンからEVへその影響
昨日、自家用車が現在のガソリンエンジンによる駆動からEV電気自動車へ転換された場合の
群馬県自動車関連企業の影響について、全国でもっとも高い60%以上の関連企業が影響を受けるという
報道がありました。
EV自動車はまだ車種もシェアも低い状態ですが、すでに中国やアメリカでは普及に向けた
法整備や企業の準備が進んでいて、とくに中国ではこのガソリンエンジンからEVへの転換で
世界の自動車産業を一気に掌握すべく国も前面に後押しをしている様子です。
群馬県内でSUBARUの企業城下町である太田市は自動車関連企業が多く
さらにSUBARUで採用している水平対抗エンジンは他メーカーとは構造が異なるため
太田市周辺でエンジン関連の部品製造や物流をになっている企業は多数そんざいます。
かつて、日本国内で携帯電話が独自の進化をして「ガラパゴスケータイ」の愛称で
国内メーカーが日本国内市場を掌握していましたが、iphoneの登場以降、
あっというまに「ガラケー」から「スマホ」への意匠かえが進んでしまい、
日本企業は「ガラケー」は無論「スマホ」の競争力もなく、移動体通信の分野では置いていかれた
存在になってしまいました。
それが次はEV自動車の世界で同じ状況になってしまうのではないかという危惧がされています。
エンジンからモーターへ、その生産設備やノウハウは既存のエンジン製造にかかわっている会社に
とっては0からまた積み上げていかなくてはならない分野と思われます。
そういう意味では、現在世界中に自動車を輸出している日本も、中国もEV自動車の開発に関しては
同じスタートラインにたっている状態です。
現在の「スマホ」で、日本のメーカーはスマホ内部の部品を提供する立場としてかかわっていますが
EV自動車も、自動車メーカーとして生き残れるのか、それとも部品メーカーだけになってしまうのか
これからの各メーカーの舵取りしだい、そして日本政府の支援しだいといったところでしょうか。
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