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2017年10月 2日 (月)

通販会社、運送費値上げの対策、対応は?

<ネット通販>相次ぐ配送料値上げ 広がる消費者へ価格転嫁(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000084-mai-bus_all @YahooNewsTopics

今月より実施されるヤマト運輸、配送料金の改定について、ネット通販各社ではさまざまな対応が
進んでいる様子です。
上記記事にも記載されている内容もありますが、自分が確認した限りでまとめると、

1、顧客への配送料金値上げ対応
2、出荷梱包のサイズ見直しによる、無駄の低減
3、物流代行業者、物流環境の見直し

上記のような対応がトップ3と思われます。
一部、路線便運賃の値上げを顧客への配送料金に反映させず、自社利益を削る形で対応している通販企業もありますが、いずれにしても、考え方としては
いままでの宅配便運賃の設定が異常で、それが徐々に正常な運賃と運用形態に戻っていっている。
というのが正しい見方なのかもしれません。

しかし、ヤマト運輸、佐川急便、郵政など個人宅配を扱う企業にとって、
一般顧客よりも物流会社に対しては現在でも割安単価設定をしているわけで
これは、一度に扱う荷物が多くなればなるほど、一定の割合では値引き対応をしてもらえるわけですが
ここで宅配便業者側からのメリットは、集荷時の手間が削減できるという点のみであり、
配達先で、不在だったり、時間指定であったりする様々な労力は変わらないか
今後、ネット通販などの扱いが増えれば、相対的にその分の手間は増え続けるので
さらなる運賃値上げの交渉が発生するかもしれません。

私も、ネット通販を日常的に利用する立場でもありますので、宅配便業者さんの大変さは
非常によくわかります。

ひとつ、こうした宅配の配送において、とても影響の大きい、【不在】【時間指定有】について
利用する立場からぜひ、
【自宅ではなく、職場への配送をするよう、企業や社会の認識を高める働きがけ】
をしていただきたいと思っています。

こうした啓蒙活動には、本来、ヤマト運輸や佐川急便など業界全体が社会に向けて
働きがける必要があるとは思うのですが、たとえば
送り状の枠外に、こうしたお願いをするコメントを付け加えたり、
ネット通販会社に協力してもらって、梱包時にチラシを加えてもらったり、
さまざまな方法で、荷物を受け取る側からの物流改善を進めることは可能だと思います。
これからの物流改善は、受け取る側も改善の一旦をになう。そんなことが常識的な考えになってくると
いいですね。

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