品質とコンプライアンス
日産につづいてSUBARUでも完成車の点検作業にて無資格者による作業が行われていたことが
調査により明らかになりました。
SUBARUといえば、弊社のとなりの太田市に工場があり、関連企業も多数存在します。
この影響により、出荷見合わせや売り上げ減少などが発生した場合、地元経済への影響は
とても大きくなる可能性があります。
社内で認識されている運用や、その手順による作業で、車の品質自体は問題ないのかもしれません。
しかし国が定めた法令に準拠していないという事実は変えようがなく、
このあたり、SUBARUの社長のコメントにも、それはそれ、これはこれといったニュアンスで
非を認め、粛々と対応していくようです。
実際この問題は、コストや効率のためというより、社内でこのような法令に対して正しく理解や対応を
してこなかった慣習に問題があったといわれています。
企業に求められる資質は、「安い・早い」だけでなく、どれだけ法規法令を準拠しながら
顧客満足を得られるように対応できるかとなっています。
安さ・早さを求めてなにか必要な所作や検査をおざなりにしてしまうのが当たり前のような世の中に
なってしまうと、私達の身の回りの様々な事象に悪い影響が出てきます。
やり直すことにかかるコストと、決められた事を守るコスト、どっちが必要でどっちが無駄になりますか?
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