どうにかなる?東京オリンピック
2020年東京オリンピック開幕まで、ちょうど3年となったそうです。
新国立競技場の建設では、23歳の工事監督が過労自殺したことで、現場の状況が
「あまりにひどい」と一般に認知される状況になりましたが、
そもそもでいえば、一度決まった案を工費削減の為に白紙撤回した影響で、
3年8ヶ月の工期が約3年と8ヶ月短縮された上に、完成がオリンピック開幕の直前になるなど
工期が短い上に、絶対遅らせるわけにいかない状況となっているわけで、
「ひどい現場」と頑張っている人たちを非難する前に、こうした仕事を行う上での、
工期や開始にかかわる判断や見込みの甘さ、現場への投げやりといえる責任転換に
今の日本のものつくりや、巨大プロジェクトの集落を見る思いです。
予測ではありますが、新国立競技場の建設では、指定した資材が現着に遅れたとしても
納期に対して手配した工員の作業を止めない為に、緊急で送れた資材の工程を別の
作業に差し替えて、とにかく休みなく作業を進めさせるようなギリギリの進行が
されているのではないでしょうか?
他の建設現場も、小池知事による競技場の再検討などで工事開始が遅れていると
思われます。ただでさえ工員が少ないと言われている建設業界。こののっぴきならない状況は
現在の物流業界にも当てはまる部分があり、とても他人事とは思えません。
現場に関係している皆さんはこれからも「まだ完成しないのか」「仕事が遅い」と世間から
バッシングを受けることがあるかもしれません。しかし一番の原因は
「仕事を発注するのが遅すぎる」というところにある事を、忘れないでほしいものです。
« AMAZON 独自配送構築中 | トップページ | 統制陶器 »
「雑記・雑談」カテゴリの記事
- 年収の壁(2023.09.25)
- 謙虚な姿勢で学び続けられるかどうか(2023.09.11)
- 自働化したはずなのに(2023.09.04)
- 今日から新学期(2023.08.28)
- 厳しい暑さがもたらした世の中の変化(2023.08.08)
コメント