ヤマト運輸 値上げ具体的内容を公表・・・通販物流は運賃再考の時期
ヤマト、値上げ5~20% 消費者向け27年ぶり :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ24IAU_U7A420C1MM8000/
既報で秋からと言われていたヤマト運輸の値上げが具体的な時期と内容を公表しました
日経の記事では、特に大口顧客に対してさらに大きい値上げ率を求めると書いてあります。
裏を返せば「もう安い仕事は受けない」
この1点でしょう。私はおそらく佐川急便も追従して値上げになると予測します。
影響はアマゾンだけではありません。すべての通販販売会社にとって今後の運用の舵取りを
迫られる状況が4ヵ月後に迫っているのです。
佐川、ヤマト、郵政などの路線便運賃やトラックチャーターの運賃は今後下がるということは
絶対にないと思われます。需要が上がると費用があがるというのは、一般的な工業製品では
逆なのですが、こと物流の世界においては、工業製品のようなオートメーション化による
コスト削減が需要に比例するのではなく、どちらかというと、ホテルなどと同じような
需要の波動が大きい時には料金があがり、需要のない次期は料金を安く設定するといった
需要の大きさに比例してコストが上がる傾向があります。
私どものような通販事業を代行する企業もたくさんあります。
おそらく通販販売会社は運賃のコスト増をこうした通販代行企業に穴埋めしさせるべく
代行費用の値下げの交渉をされるでしょうが、現状、こうした代行企業も
ギリギリのコストで運用しているところがほとんどで、こちらもいっせいに
「もう安い仕事は受けない」という状況になる可能性があります。
物流費用のコストを削減する手段として、残された方法の一つが
弊社が提唱する、【保管費用の削減】です。
通販物流において、在庫を保管をする倉庫は現在、東京、千葉、埼玉、神奈川など
首都圏に近い地域に集中しています。
ここは 坪当たり保管費用が 5,000~7,000円
100坪の契約で 年間600万円~840万円
私ども邑楽・館林地域の平均が 坪当たり 2,500円程度
100坪の契約で 年間300万円
首都圏地域と比較して 100坪の契約で 年間300万円~540万円の
固定費削減が可能となります。
運送費はこれからも上昇傾向、しかし利益は確保したい
こうした要望に倉庫保管の固定費を削減した物流改善提案を、ひまわりユアハンズでは
行っております。
« 日本人はすでに先進国イチの怠け者 | トップページ | 第8回北関東異業種交流会 終了しました »
コメント