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2017年4月 7日 (金)

ヤマト運輸 アマゾンの当日配送撤退

日本経済新聞によると、ヤマト運輸は、アマゾンの当日配送の運用から撤退をするそうです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15027450X00C17A4MM8000/

このサービスが開始されたとの報道を見たとき、
「本当にできるのか?続けられるなら大変なことだ」と思いました。

日本の人口が減り、様々な商品の売上が下がる中、宅配物流だけはその扱い量が
とんでもない勢いで伸びています。
手軽に注文して、手元に確実に届くというインターネット通販の流通がその背景ですが
そのサービスの相当の割合を、宅配物流企業のサービスレベルに委譲しているのが
現在の状態です。
物流の世界では「無理・無駄・ムラ」を無くすことが生産性を高める基本とされています。
物流生産性を高めることが、すなわちローコストな運用や、付随する新たなサービスの提供にも
つながります。
しかし、「無理、無駄、ムラ」を無くした上で「無茶」をしだすと、とたんに運用が崩壊の危機に
さらされます。
報道などでは、大手企業での問題が話題になっている長時間労働などの問題は
すべてこの「無茶」が原因となるのですが
こうした「無茶」を作り出すのはその企業の経営者だけではありません。
そのサービスを求める利用者も知らず知らずのうちにそのような状況に企業を追い込んでいる場合もあるのです。
身の回りにある「サービス」のレベルが過度に行き過ぎたものになっていないかどうか。
当日配送の通販は本当に必要なのか?
24時間営業のコンビニは本当に必要なのか?
望む、望まざるを含めて見直しの時期に入っているのかもしれません。

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