子供を育てやすい国とは
ベトナム国籍の女児が殺された事件で、保護者会会長が逮捕されました。
事件の経緯などはこれから明らかになっていくのでしょうが、
子供を守るべき立場の保護者会会長が容疑者となったということで、小さな子供を持つ親は
いったい何を信じて子供を任せたらよいのかという思いに駆られると思います。
昔、とはいってもいまから40年ほど前は、小さな子供は地域全体で面倒を見るような
風潮が強かったと思います。
親が共働きで鍵っ子となっている子供の面倒を見てもらったり、幼い子供を預かってもらったり
近くに祖父母がいない家庭であっても地域全体で子供を育てるような風しゅうがありました。
今は、若い母親が自分で判断したり、情報を収集したり、背負い込む負担と責任が
とても大きいような気がします。
女性の社会進出を阻むこうした新しい風しゅうは、「子育て、家事は女性の仕事」という
固定概念から抜け出せていなく、かつ地域性も失ってきている状況の中で
少子化が加速する要因になっている気がしてなりません。
アメリカでは不法移民のベビーシッターを雇うという事も常識化しているそうです。
共働きでの収入は必要だが、正規のベビーシッターを雇うほどのお金はかけられない
したがって安価な不法移民のベビーシッターを雇う。決してほめられた事ではないですが
どこも大変な思いをしていることに変わりはありません。
充実した保障制度を作るために税金をもっと掛けるという方法もあるかもしれません。
しかし、まるで子育てそれそのものが仕事の様に感じられてしまうのも侘しい感じがします。
私が小さかった頃、私たちの親世代がどんな苦労をしていたのか、なかなか知る由もないのですが。
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