宮崎駿監督75歳の仕事への情熱、意識
昨日、NHK「終わらない人 宮崎駿」という番組を見ました。
75歳でいまだ仕事への意欲をなくさない宮崎駿監督の言動、仕事への取り組みには
驚かされます。
この番組の中では、いままでの宮崎作品では中心としては使われていなかった
CGアニメーションへの宮崎監督の取り組みが取材されていましたが、
CGアニメ自体は、もう20年以上前から商業アニメとして作成されている分野であり
今から取り組むことは先端の表現ではありません。
ただし昨今のアニメ製作現場の中の製作方法の変換という意味ではとても重要な
ことではあります。
絵がかけないといい作品が作れないという現場の構造が
一度3Dモデルを作成すれば、ある一定の品質の作品が作れる
という、世の中のアナログ→デジタルの変遷を地でいっているという仕事上の
道具のあつかいの変遷でもあるわけです。
ただし、道具が変わっても、宮崎監督の職人技術で培った表現がなくなってしまったのでは
意味はありません。そのあたりの奮闘ぶりが昨日の番組で垣間見られました。
さまざまなツールによって、仕事は便利に簡略化されていますが、
今までの品質を維持したり越えたりするのは、道具だけでなく携わるスタッフの意識や情熱
だったりします。
これはどんな仕事でも、物流の世界でも同じことが言えます。
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