結論が出るのか?築地・豊洲市場問題
連日のトップニュース扱いで豊洲移転問題が取り上げられていますが、
築地市場老朽化にともなっての移転であるという前提があり
かなりの年月論議されそして実行に移されているはずなのですが
見苦しい状態になっているといわざるをえません。
都内の市場が移転されるのは、近年では秋葉原にあった神田青果市場が大田区に移転統合されているのですが
この時には今のような大騒動にはなっていませんでした。
埋立地である豊洲の土壌がかつてのガス工場跡地であるがゆえにベンゼンなどが観測される
汚染された場所であるということから、その対策として土壌の入替えや、今回の騒動の盛り土など
対策を行った上で移転をするということになっています。
しかし、現在の3行要約のような報道をみると、
「とにかく豊洲の土壌はなにもかも汚染されていて
盛り土という唯一無二な解決方法を実行しないと、豊洲市場は安心して使うことのできない
欠陥建造物である。」
と受け取ってしまう感じです。
実際の汚染状況や、対策などについては東京都卸売市場の豊洲市場に関するホームページに
記載をされています。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/faq/03/
盛り土対策を建物地下にしていなかったとしても、おそらく今まで工事に関係してきた方々の認識では
コンクリートの空間を地下に埋めた対策でも同様以上の対策ができている
という考えなのだろうと思います。
ここらへんの認識の重大さは、
「寿司を手で直接握っても問題ない」と考える人もいれば、「寿司はビニール手袋をつけて、口にもマスク、頭には静電帽子を被らなければ不潔である」と考える人もいるような
【食の安全とはどこまでを線引きして判断すべきか】といういまいち割り切れない感覚的な部分が問題をややこしくしているのでしょう。
一ついえる事は、いたずらにこの問題を政治的に大きくしているだけの輩や、
正しい認識やデータを上げることなく不安だけをはやし立てているような人たちは
この事業に実際に関わっている人たちを本当に苦しめているだけだということです。
正しいデータを下に早急に結論が出せることを祈るのみですね。
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