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2016年9月

2016年9月26日 (月)

結論が出るのか?築地・豊洲市場問題

連日のトップニュース扱いで豊洲移転問題が取り上げられていますが、
築地市場老朽化にともなっての移転であるという前提があり
かなりの年月論議されそして実行に移されているはずなのですが
見苦しい状態になっているといわざるをえません。

都内の市場が移転されるのは、近年では秋葉原にあった神田青果市場が大田区に移転統合されているのですが
この時には今のような大騒動にはなっていませんでした。

埋立地である豊洲の土壌がかつてのガス工場跡地であるがゆえにベンゼンなどが観測される
汚染された場所であるということから、その対策として土壌の入替えや、今回の騒動の盛り土など
対策を行った上で移転をするということになっています。

しかし、現在の3行要約のような報道をみると、
「とにかく豊洲の土壌はなにもかも汚染されていて
盛り土という唯一無二な解決方法を実行しないと、豊洲市場は安心して使うことのできない
欠陥建造物である。」
と受け取ってしまう感じです。

実際の汚染状況や、対策などについては東京都卸売市場の豊洲市場に関するホームページに
記載をされています。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/faq/03/

盛り土対策を建物地下にしていなかったとしても、おそらく今まで工事に関係してきた方々の認識では
コンクリートの空間を地下に埋めた対策でも同様以上の対策ができている
という考えなのだろうと思います。

ここらへんの認識の重大さは、
「寿司を手で直接握っても問題ない」と考える人もいれば、「寿司はビニール手袋をつけて、口にもマスク、頭には静電帽子を被らなければ不潔である」と考える人もいるような
【食の安全とはどこまでを線引きして判断すべきか】といういまいち割り切れない感覚的な部分が問題をややこしくしているのでしょう。

一ついえる事は、いたずらにこの問題を政治的に大きくしているだけの輩や、
正しい認識やデータを上げることなく不安だけをはやし立てているような人たちは
この事業に実際に関わっている人たちを本当に苦しめているだけだということです。
正しいデータを下に早急に結論が出せることを祈るのみですね。

2016年9月20日 (火)

リオパラリンピック閉幕

リオパラリンピック閉幕しましたね。
オリンピックもそうなのですがメダルの数だけを気にして競技を見るべきではないとは思うのですが、
それでも今回、日本人の金メダルが0で終わったということは、
オリンピックの競技に比べて、パラリンピックは障害者への競技の支援が様々な形で十分では
なかったのかと思ってしまいます。
各パラリンピック競技に対する日本人の反応もとても鈍いものじゃないでしょうか?
一言で言えばパラリンピックに対しては日本人は「無関心だった」という印象です。
普段の生活の中、学校や会社でも障害を持つ人たちに対して、障害が無い人と
同じように活躍できるように環境を整えることはとても大事なことだと思います。
様々な階級に割けられて行われてきたパラリンピックの競技ですが、
その障害の有無、種類だけ、社会の受け入れ方も様々な方法が必要でしょう。
4年後は東京でパラリンピックが開かれますが、
胸を張って世界の障害者アスリートを迎え入れられるかどうかは、日本人の
障害者に対する「関心度」が一番重要なのだと思います。

2016年9月12日 (月)

海上物流大混乱

韓国大手海運が破綻、提携先の川崎汽船にも流れ弾(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160912-00101553-diamond-bus_all #Yahooニュース

韓国の韓進海運が事実上の倒産となり、海上物流が混乱している模様です。
海運物流は海運不況とよばれる状況の中でコスト削減のチキンレースのような状況に突入し、
荷物を運べは運ぶほど赤字になるという会社も出てくるようになったと言われていました。

運搬中のコンテナ船が港で荷役料金の支払いができず立ち往生になる
しかも何十船もの船が世界中でなんて話は物流事業者にとっては悪夢のような話です。
いまや日本を含め、世界の国々で、生産地は海外、消費は別の国と
物流はグローバルな流れでサプライチェーン化されています。

商品の販売に先立って、物流コストの削減は企業の利益に直結する大変重要な
要素となっていますが、物流事業において、「ムリ・ムダ・ムラ」を削減することが
お客様の利益に貢献する内容だとすれば、「ムチャ・ムリヤリ・ムケイカク」は
物流事業そのものを崩壊させ、商品を販売する機会そのものについても
取り返しのつかない状況になる可能性があります。
物流事業において、理由なきコストダウンは諸刃の刃にもなりえるのです。

現在ご利用の物流事業において
安すぎると思われる物流所作については、なぜその価格でできるのか精査をしてみるのも
必要かもしれません。

2016年9月 5日 (月)

来年の手帳が並びだすと

気の早い話ですが書店には来年の手帳が出始めました。

欧米ではこんなに沢山の種類が市場にでることはないようです。
一人一冊というより、それぞれが使い方や個性で選べるくらい手帳に多様性が
あるというのが日本の手帳の特徴のようですね。

また、仕事で使うFAXについても、すでに海外では利用頻度がほとんどなくなって
きているらしいです。

手帳やFAXなど仕事や生活でつかうアナログ媒体は、パソコンやスマートフォンの
利用で、デジタル化が進んでいて、
スケジュール管理などはスマートフォンに入力したものが、利用しているパソコン
でもすべて同期され、どのような状態でも内容確認ができるようになっています。

利便性でいえば、圧倒的にスケジュールをデジタル化した方が便利なのですが
「情報」として、残す・利用する・共有するのはデジタルの方が良いでしょう。

でも、「自分だけの情報」として記録するのであれば、
自分の筆跡で書きとめる手帳の方が私は好きです。

2016年9月 2日 (金)

築地市場・豊洲への移転延期・・・なんでそうなる?

小池都知事の鶴の一声で、築地市場の豊洲移転は延期となりましたが

そもそもの話として、築地市場から新しい市場に移転をすることはわかるとして、
これだけ豊洲市場の建物としての使いづらさや、設計時点での配慮のなさが
今になってクローズアップされるのか。

色々な考えはあると思いますが、おそらく最も良くなかった点としては、
建てる側の仕事の進め方に対して、使う側の意見や参加意識が根本的に薄い
というところだったのではないでしょうか?

そもそも築地市場の閉鎖ということに対して、築地利用者は移転反対を声高に唱え
土壌汚染や市場混乱など様々な理由でここまで移転をのばしてきました。
これは現在の市場を使う立場として当然の権利ではありますが、
では、豊洲設計段階において、どれだけ現在の市場の人たちの声が反映されたのか
甚だ不明だと思うのです。

建築業界は納期、スケジュールで動きます。他の仕事もそうですが
資材の仮置き、輸送のコスト、作業員の手配など、
スケジュールから遅れてよいことなど建築の世界では無いわけです。

お上からのゴーサインをこれまた幸いと、市場の人たちの意見を聞くまもなく
設計に進んでしまったのではないでしょうか?
市場内のクローズ化、保冷化などの都が考える次世代の市場の基本構造はできても
設計側としては、作るのはプロでも市場の仕事のことでは素人ですから
できあがりが現市場の人たちの賛同を得ないのもやむないと思います。

結局、非常に沢山の人たちの尽力の末、長い年月をかけて、非常に無駄なお金が
つかわれるという、民間企業ではありえない(でもこの国では本当によく見かける)事態に
なっています。

せめて、新市場がクローズ型であったとしても、レイアウトが現在の市場に近い
1階平場が広大に使える構造だったらよかったのでしょうが・・・

東京オリンピックも同じようなことの繰り返しになりそうですが、
せめて、何か建物を作るときは、使う人の意見を最大限に反映した物に
しなくてはいけません。
反対ばかり声高にならずに、新しい施設はこうあるべきという声も沢山上げていくべきでしょう。

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