週末、子供達をつれて、ディズニー映画「ズートピア」を見てきました。
CMで見かけたいかにも幼児向けっていう見た目とは裏腹に、内容は結構大人向けで
子供達は始まって早々内容についていけずグダグダになってしまいましたが
面白い映画でした。
映画を見ていて気になったのは要所要所にスマートフォンが道具として活用される
シーンが多くでてきていて、その機能を利用した展開がたくさんありました。
10年前ではできなかったことがこうやって利用できるということが、映画を通じて
あらためて実感したような気がします。
それに対して、今日の朝、NHKの朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の中では
主人公が和文タイプライターの講義を受けている場面がありました。
2000文字以上の漢字、ひらながの位置を暗記して、文字のうち間違えをしないように
パンチをつづけ、一度に作成できる清書文章がカーボン紙を挟むことで6枚くらい・・・
現在のパソコンを使って誰でも清書が何枚でも印刷できる状況から考えたら
気の遠くなるような作業と、清書に必要な技術ですね。
それでも今から20年ほど前、windows95が出たばかりの頃ではまだパソコンも
パソコン用のワープロアプリも今ほど普及していなかったので
文書作成専用のワープロを利用して清書をするという時代だったことを考えると
こうした事務の仕事は、以前は専門の技能を持っている人しか出来なかったことが
一般の人でも同じようなことが出来るようになっていることがわかります。
こうした技術の進歩による特殊技能の習得が必要でなくなることで
さまざまなサービスの品質向上や価格の引き下げが実現されてきました。
印刷業界でもネット印刷が隆盛していますが、これもいままでは専門職でしかできなかった
印刷物原稿の清書や校正、入稿が個人でも出来るようになったからこその業態ですね。
こうして個人で出来ることの範疇が増えたことがネット通販事業の隆盛も
ささえているのだと思います。
ただし、絶対的な人手での作業が必要な場合や物理的な保管場所、流通箇所の確保など
物流事業について自前で準備、運用するというのはまだ個人では対応しきれない分野
ではないでしょうか?こういう部分は私どものような物流代行企業を上手に利用してください。
最近のコメント