アマゾン送料無料廃止の波紋
アマゾンジャパンが全商品の送料無料を取りやめることに対して
通販はもとより物流業界全体で様々な波紋を呼んでいます。
通販業界での顧客アピールは、送料を含めた価格の安さを売りにすることが多かったと思います。
とくに送料については、「無料があたりまえ」といった顧客意識がすっかり定着し、
これから新規で参入していくには送料を商品代金に含めるにはどうするかという
一種のハードルのようになっていたのではないでしょうか。
アメリカのアマゾンでは、送料無料となる最低金額は35ドル(約3,800円)
それを45ドル(約5,000円)まで引き上げるそうです。
日本の場合は2,000円以上で送料無料。このあたり今の日本人が感じる通販の送料負担の感覚と
欧米の感覚はだいぶ違いますね。
日本の輸送コストと欧米の輸送コストにも差があるとは思いますが、
いまや電気、水道とのようなインフラの一部と言っても過言ではない宅配物流事業ですから
利用者の負担や適正なコストを含めた見直しが必要な時期になっているのかもしれません。
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