ラグビー快挙を支える地元ファン
イングランドで開催されているラグビーワールドカップ2015
世界最強レベルの南アフリカに僅差で日本が逆転勝利したということで
大きく話題になっています。
イングランドでラグビーのワールドカップが開催されていたことを私自身まったく
知りませんでしたが、おそらくほとんどの日本人が同じだったことでしょう。
ラグビー不毛の地アジアで万年敗北を続けてきた日本代表が
逆転で南アフリカに勝利した結果を現地新聞はこぞって「快挙」と伝えました。
日本でもこうしたことに合わせて、にわかにラグビーに興味を持った人が
増えたと思いますが。
私も含めて、「快挙」という言葉の踊るヘッドラインにばかり注目をしてしまい
本来のラグビーそのものの競技を楽しむということには未だ無関心という
感じがするのも現実です。
開催地イングランドで試合を観戦していた地元の方々は、南アフリカも日本も
よその国なわけですから、どちらを応援してもおかしくはないのですが
試合のあったスタジアムでは日本の頑張りに沢山の応援をおくり、
逆転勝利の瞬間には我が事のように喜びを共有してくれました。
イングランドでのラグビーを見る目が肥えていて、スポーツを楽しむ風土が
できているということですね。本当に素晴らしい事だと思います。
4年後には日本でもラグビーのワールドカップが開催されますが、
いまだ日本人にはなじみの薄いラグビーでさらにまったくよその国同士の対戦に
対して、同じように試合を楽しんだり喜びを共有することができるのか
ちょっと疑問です。
現在開催しているバレーボールの国際大会でも日本の試合以外はほとんど観客が
入っていない様子ですし、やはり日本人はスポーツそのものへの興味や楽しみ
よりも「勝利」「快挙」「世界一」などの新聞の3行目までの内容しか興味が持てない
のでしょうか・・・
日本人の娯楽の中に本当の意味のスポーツ観戦が根付くことを願ってやみません。
少なくとも2020年の東京オリンピックまでにはなんとか。
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