一般国民の監視によって「無様」になった日本のビッグイベント(3)
東京オリンピックのエンブレム使用中止に関して、組織委員会やデザイナーはしきりに
”一般国民の支持が得られなかった”をいうコメントを繰り返しています。
「デザイナーや識者では評価は高かった。」
「専門家でないと説明の理解が難しい。」
繰り返されてきたビッグイベントに関する閉ざされた環境、情報の中での準備
いままでこういう流れ、こういう組織、こういう構造、こういう意識でやってきた
大きなイベントの準備に関する国や自治体の考え。
こうしたものが技術の進歩により”一般国民”の監視や声がダイレクトに
”一般国民”に届くようになった今、いわゆる識者という人達からすると
「とてもやりにくい」感じになってきているのでしょうね。
今回のエンブレム騒動で会合から退席する組織委員会の面々の表情からも
”一般国民がよけいなことを・・・”という感情が読み取れるように思いました。
しかし、本来はこうしたビッグイベントは何のために開催するのか
その存在意義を”一般国民”も”識者”も今一度考える必要があるのでは
ないでしょうか?
今回の東京オリンピックにどのような意義があるのか?
東北大震災の復興のため?東京・日本の経済復旧のため?スポーツ発展のため?
ここ近年では中国北京オリンピックやソチ冬季オリンピックの国を挙げた壮大さ
国民の熱狂具合に圧倒されました。
まさにビッグイベントと国民の意識と国のやりたいことの歯車が一致した
結果だと思います。
東京オリンピックが世紀の【どっちらけ】大会にならないよう
”識者”の活動を”一般国民”が良く見る。これからも必要なことなのかもしれません。
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