一般国民の監視によって「無様」になった日本のビッグイベント(1)
昨日、東京オリンピックエンブレムが使用中止となる発表がされ、新たなエンブレムの公募を
今後行うということがオリンピック組織委員会から伝えられました。
約1ヶ月前の発表から色々な疑惑が取りざたされた今回の騒動。
出だしはエンブレム発表直後にベルギーの類似エンブレム製作者からの「模倣」疑惑の声でした。
それはfacebook、Twitterを通じて世界中を駆け巡り、日本でもSNSで過去の佐野研二郎デザイン
に対する数々の疑惑が取り立たされる事態に発展。
最終的にはエンブレムの使用を取り下げるという事態になりました。
こうした顛末を海外のBBSでは
「ぶざまな成り行きになった」と報道されましたが。まさにその通り
今のところ、東京オリンピックの準備に関しては以前にも書き込みましたが
見苦しい点ばかりが目立つ、ため息しか出ないオリンピックになっています。
新国立競技場もエンブレムも、2500億円の費用や盗作疑惑を知らなければ
そのまま粛々と準備が進んでいたことでしょう。
しかし、インターネット、SNSが発達した現在、さまざまなところから様々な情報が
発信され、拡散されています。
”仕事は公正明快に、コンプライアンスは厳守し、情報はオープンに、責任の所在は明らかに”
これが今の企業に求められる基本的なスタンスです。
そして従業員に対してもこうした姿勢は求められます。
そんな中、旧態依然とした密室体質、問題が発生しても責任は不問にする体質、
こうした悪いお役所体制のようなものがこの2~3ヶ月東京オリンピックというイベントを通じて
全国民の目に明らかになったということは、
「ぶざま」な日本のこうした体制がいまだ健在で、まだまだ世界に胸を張って
お見せできる”日本の姿”はとても限定される
という事実を突きつけられた思いでもあります。
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