今のところ見苦しい点ばかりが目立つ東京オリンピック
先日、東京オリンピックのエンブレムについてブログでコメントをしました。
トイレメーカー「TOTO」のロゴマークに似ているなぁなんて思っていたら、
もっととんでもない事態になっている様子。
http://www.fashionsnap.com/news/2015-07-30/designer-emblem/
これがベルギーがスペインのデザイン事務所に訴えられるような事態になるのか
状況は不明ですが、国内の有識者、デザインを選考した方々、オリンピック実行委員会の方々は
「多少似ていても問題ない」
という見解のようです。
シンプルな図案であるがゆえに類似したものが出来てしまうという理由は理解できます。
我々の日常生活の中でも道具、図案、建物など、実用的・合理的を追求すると
おのずとその形状は似通ってくることが多いからです。
しかし、今回のエンブレムの件については「ちょっこそれはないだろう」ってレベルの
酷似だと思います。
数年前、上海万博のテーマソングが日本の歌手の曲をそのまま模倣して作成されたことが
ありましたが、いくら「偶然」「そんなことはない」を連呼しても
我々一般人からみても酷似しすぎです。
真っ白な紙に自由な発想で製作し、その発想が他のどの人とも異なり、かつその発想を
どの人にも伝えることができるのがデザイナーの力量なのですから
”どこかで使われたことのあるデザインを発想した”という時点で、これはもう生きたデザイン
ではなくなっていると思います。
今のところ、東京オリンピックは国立競技場にしてもエンブレムにしても
世界の人達に日本の【お見苦しい所ばかり】披露をしている大変みっともない状態です。
巨大なプロジェクトでコントロールしづらいという事情も最もわかりますが
日本国中納得できるような全体をマネジメントできる技量を持った方に
よりよくなるよう引っ張っていってもらいたいものです。
そういった意味ではオリンピックの総監督は一体誰なのでしょうか?
そこからもう一度見つめなおしてもらいたいものです。
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