東京クロージング廃業の影響
5月末に発表のあった国内アパレル工場の大手、東京クロージング廃業が
アパレル業界に影響をあたえています。
縫製大手の東京クロージング、精算へ
http://www.senken.co.jp/news/company-news/tokyoclothing-liquidation/
日本国内に流通するアパレル製品が中国や東南アジア生産がほとんどになって
もう20年以上経過しますが、その間、国内の縫製技術は衰退をつづけ
縫製技術者は本当に少なくなってしまいました。
具体的には、ミシンを使える若い作業者がいなく、わずかに残った工場内の
作業者もみな60代前後の高齢となっています。
国内で販売されるアパレル製品の価格は円安や人件費の高騰にかかわらず
量販店価格では上がっておらず、工場では非常に苦しい経営を続けているところが
多い状況です。
昨年、群馬県の富岡製糸場が世界遺産に登録されました。
産業の発展進度としては
養殖・縫製→軽機械、家電→重機械、自動車→社会インフラ設備輸出
といった流れになるのでしょうが、養殖・縫製の技術や産業そのものが
過去の産業という一言ですべて失われてしまうのも忍びない状況ではないでしょうか。
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