国立競技場サプライチェーンの弊害
Reading:新国立競技場の費用負担 “国が都民の利益説明を” NHKニュース http://nhk.jp/N4JK4ELI
「見積が甘い」「国が責任を負うべき」「なんで予定通りにできないのか」
こうした意見が散見されますが、
石原・猪瀬都知事時代に東京都が中心となって承知したオリンピックで
メイン・開閉会式会場としてもっとも中心的な役割を担う国立競技場の扱いについては「
【国立】という名称がついているとはいってもその役割に対しての希望は
【オリンピックのために】という名目で建て替えを実行しているわけですから
知事が舛添知事にかわりました「国立だから国でなんとかしてください」ということで
片付ける問題ではないと思います。
まあ、新聞のヘッドラインだけではわからない、見えてこない部分というのは多分にあって
屋根がつかないというのも予算が足りないというのも実態はどうなのかというのは
まだまだお役所と業者の間の情報だけで、われわれ外野にはなかなか届かないのが
実情としてあります。
しかし、これだけ大きな国立競技場建て替えのプロジェクトですから
受注請負している一次建設会社以下の二次請負、三次、各種サプライチェーン全体への
コスト負担が円安の影響、オリンピックにあわせての建設ラッシュでの人手不足などで
大きな影響がでていることは想像できます。
工期をいくらでも延ばせる状況なら問題ないかもしれませんが
2020年8月のオリンピック本番前2019年には運用可能な状態になっていないといけません。
「だれが甘い見積もりの責任をとるのか」という後ろ向きの論議ではなく
現在の状況でどうしたら一番いい仕事、結果を導き出せるのかという議論を
都知事から積極的に導きだして欲しいものです。
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