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2015年3月

2015年3月31日 (火)

コンビニの店舗としての強み弱み

先日バラエティ番組でセブンイレブンの特集をしていました。

番組内でセブンイレブンなどのコンビニで、
「商品が欠品した時には注文を受け付けてくれる」
という話に対して、コンビニでそういう注文をしたりするという事は
客側としてあまり意識したことがなかった。と出演者は言っていました。

確かに、近所の個人商店のような雑貨店では
必要なものを注文して手配してもらったことがよくありました。
私の弟など、週刊誌を通常の販売日よりも早く取り寄せてもらって入手してましたし。

物を売る場所が、事業主=店主との対応から、フランチャイズ店=マニュアルでの対応と
代わっていったのは時代の移り変わりという側面もありますね。
店主と顔なじみであるが故の信頼関係というものから、
どんな人でも同じサービスが提供されるようになってきているということでしょうか。
働いている人もパート、アルバイト主体になっているのも
最終的には顧客満足として価格やサービスの追及というところなのだと思います。

でも、こんなマニュアルにそくしたサービスや店舗での買い物だけというのも
なんだか味気ない気もします。

そういえば、都内の親戚が館林には「美味しい飲食店が沢山あって羨ましい」と言ってました。
どう考えても東京の方が有名な美味しいお店が多いと思うのですが
フランチャイズ店に庶民が行けるようなお店が駆逐されてきてしまい、
個人が経営するような独特の飲食店が少なくなっていることを言っているのかもしれません。

昔はおばあちゃんが店番をしていた駄菓子屋があちこちにありました。懐かしい思い出です。
今の子供は目的の物が買えれば、おばあちゃんとの駄菓子屋でのコミュニケーションなんて興味ないかな。

2015年3月23日 (月)

10年前、10年後

自宅の私物を整理していたところ、10年前の写真が沢山でてきました。
10年一昔といいますが、流通や物流、通信の世界でも変化は大きいですね。
10年前に無かったもの、まだ普及していなかったものといえば
高速道路でのETC、ハイブリッドカー、光通信による常時高速回線、スマートフォン
LED照明、インターネット通販、電子マネー、地上波ハイビジョンデジタル放送、大型液晶テレビ、

これらは10年くらいまえに技術として出始めた頃には高価であったり
他のサービス、道具が普及していたため本当に世の中に広まるのか懐疑的であったり
したものですが、いまでは普通に使われています。

共通しているのは、コンピューター技術や電子、電気技術の高度化によってもたらされた
技術が多いということです。

物流の世界でも、デジタルピッキング、WMS、ASPなどの利用によって、荷主と倉庫の関係が
シームレスになり、事務工数の軽減や管理手段の広がり、倉庫内作業の簡略化など
さまざまな効果がでています。

10年後の世界ではこうしたIT技術によるデータ処理の簡略化だけでなく
簡易ロボットなどによる作業そのものの自動化、簡略化が物流の世界にも
やってくるのではないかと言われています。

アマゾンのロボット
https://youtu.be/lWsMdN7HMuA


10年前に、本当に普及するのか?と思っていたものがこれだけ普遍化するわけですから
こうした技術や道具も本当に普及していくのかもしれません。

2015年3月18日 (水)

地方へ物流拠点を作るメリット増大?!中央環状線開通で渋滞が半分に

中央環状線開通で都心環状線の渋滞ほぼ半減 首都高 - 朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH3K5W79H3KUTIL039.html

首都高中央環状線は浜崎橋ジャンクション(JCT)付近で、1日平均9時間発生していた渋滞がほぼ解消されたらしいです。
交通情報を聞くとかならず「浜崎ジャンクションは・・・」と言っていましたが、迂回路ができることでこれが解消されるなんて感慨深いものがあります。

都心を抜ける手段が増え、トラック輸送の時間的拘束が少なくなりました。
さらに郊外では、3環状といわれる
圏央道(首都圏中央連絡自動車道)
外環(東京外かく環状道路)、
中央環状(首都高速道路中央環状線)
の整備が進み、都心と郊外のアクセス不備が解消されていく見込みです。

日本最大の商圏である東京首都圏への流通経路に対して、都心郊外での流通拠点を確保するという手段が今後いっそう加速するものと考えられます。

2015年3月16日 (月)

しまむらとユニクロの記事

ユニクロとしまむら、アパレル2大企業の記事が掲載されていました。

ユニクロとしまむら、なぜ明暗が分かれたか 国内アパレルの「優等生」が陥った停滞局面 | 企業戦略 - 東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/63229 @Toyokeizaiさんから


多数の仕入先、メーカーからの流通をへて品物をそろえるしまむらは
アパレル業界ではしまむら専用の物流システムを利用することで知られています。

入荷受け皿であるしまむらはこうしたシステム利用を各仕入先に徹底することで
物流の効率化を行っていますが、送り出すメーカー側は自己努力によって
流通コストの削減を行っています。
最終的な商品へのコスト還元は、メーカー側の流通コストも含めたコスト削減の
努力の成果です。各メーカー大変な努力の上で企業の要望に答えているのが
現状だと思います。


2015年3月 9日 (月)

郵便局の新サービス スマートレター

先日のヤマト運輸の新サービス「DM便」「宅急便コンパクト」の発表直後に
日本郵便から対抗となる新サービス「スマートレター」が発表されました

http://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2015/00_honsha/0306_03.html


・A5ファイルサイズ厚さ2cm1kgまで
・180円/1通
・信書の扱いが可能
・専用封筒は180円の運送料金込み

上記のような内容になっています。
「DM便」「宅急便コンパクト」に比べて個人で行っているネット通販、オークション取引などでは
非常に価格競争力のあるサービスだと思います。

注意点としては、ヤマト急便は出荷時の送り状発行を持って運送単価確定に
なりますが、スマートレターは専用BOX購入時に運送単価支払いとなります。
大量に処理する場合にはどちらが運用上扱いがしやすいか精査をすることをお勧めします。

いずれにしても個人、企業とわず小口小物配送の選択肢が増えるということは
いいことだと思います。

2015年3月 4日 (水)

ヤマト運輸「宅急便コンパクト」と「ネコポス」サービス4月1日から

ヤマト運輸が従来行っていた「メール便」のサービスに変わり
「宅急便コンパクト」 「ネコポス」 というサービスを4月1日より開始するということです。

通販物流にとって、A4サイズ以下、自宅ポストへの投函で配達証明無しという
配達スタイルは、通販事業者、顧客、配送事業者ともにコスト・手間の削減に
繋がる配達方法となるので、今後要注目なさービスとなるでしょう。

特に、書籍、CD、DVD、アパレルの一部などでは活用用途が広がります。
「宅急便コンパクト」
http://www.kuronekoyamato.co.jp/compact/index.html
「ネコポス」
http://www.kuronekoyamato.co.jp/nekoposu/index.html


「宅急便コンパクト」事業者だけでなく、個人でも利用可能なサービス
同地域体(たとえば関東地域→関東地域への配送)の場合、594円/個
個人の場合
クロネコメンバー割(クロネコメンバー割BIG)、デジタル割、持込割
上記サービスを併用することで354円/個まで値引きが可能

これは、ネットオークションなどを利用している法人登録をしていない個人でネット販売を
している方が扱うのに向いている内容です。

法人登録事業者の場合は、月間の扱い個数などでヤマト運輸との見積金額が変動する
ようです。

「ネコポス」は法人事業者専用のサービス、やはり通販事業者が利用すると便利で
安心なサービスですね。

価格的には
以前予測した
>>>>
ヤマト急便の発表では、60サイズ以下を想定ということにしているので
予想としては平面A4サイズまでで厚さは2.5cmまでの品物が対象ということになるのではないでしょうか?
料金は、郵便局のレターパックが定型4kgまでで510円または360円、
定形外100g~250gが料金140円~250円となっているので
レターパックより安価な価格設定にしてくるのではないかと私は予想します。
>>>>
だいたいこの予測どおり。レターパックと同様の基本価格になりました。
この大きさの郵送物の取り扱いでかかるコストとしてはこのくらいの金額にするのが配送事業者と
しては妥当なところなのかもしれません。

ただし、「宅急便コンパクト」で利用する専用BOXの価格が65円。
うーんこれはちょっと・・・細かいところで余分な出費がある気もしますが・・・

2015年3月 3日 (火)

絶対合っているはずという盲点

先日、私の妻が体験したできごとです。

某量販店で購入した商品に問題があったため、返品をしようとした時のこと。
値札がついたままの商品を購入した店頭のレジに持っていき、返品を希望したところ
バーコードの読取ができないため受け取れないといわれました。

そうは言っても、購入したときには確かにバーコードで読取をしてレジを通した商品です。
妻はレシートを提示して店員に説明したところ、購入した商品とレジを通したレシートの
商品が異なっていることがわかりました。(購入代金は同じだけど、商品名が異なる状態)

値札には商品のタグがついたままですから、その店で購入した商品であることは
間違いありません。

すると店員は、妻の持っている商品がまだレジを通していない・・・つまり妻が
レジを通さずに持ち出したか、購入前の商品をレジに持ってきたというふうに
解釈をし、返品商品を店舗で回収して金額を返済しないと言い出しました。

当然これには納得できないわけで、レジの担当者でない店舗の担当者を
呼んでもらい、レジ履歴やバーコードの値札など詳細確認してもらったところ
POSレジの読取ミスだったことがわかり、返品商品の返金を受けることができたそうです。

これが妻から聞いたあらましなのですが、
私の推測からだと、おそらく商品に添付されていたバーコードのマスター登録か
バーコード自体に不備があり、初回会計時にPOSレジで読み取れない状態だったのでは
ないでしょうか。その為、レジ側で金額と仮商品コードを利用して売上げ計上をし
販売処理をしたのではないかと思います。

ただし、こうした運用は、後日POSレジを通じた販売管理、在庫管理にて
出荷商品管理での数量差異を起こす原因になるだけでなく
今回のような返品処理において、普通に購入した善意の顧客を悪意を持った顧客と
誤認定してしまうことにもなります。

バーコードを利用することで、販売履歴、出荷履歴の正確なデータ取りや
販売価格の一元管理など便利な要素は沢山あるのですが
お店側スタッフの「店舗側が間違っているはずはない」=「顧客がおかしい」
という考えにいたってしまうのはとても危険だと思いました。

この一件で確実に一人顧客を失うことになるし、こうした対応をされた顧客は二度と
この店舗で買い物はしないからです。

2015年3月 2日 (月)

創業者の志、時代の変化

大塚家具の「お家騒動」が大きく報道されています。

現会長と社長親子の経営方針の相違から大きくなってきたこの騒動ですが
私も小さな会社ですが前社長との間には経営に関わる考え方の相違が色々とありました。

世代が変われば時代背景も変わります、かつて高度成長時代で日本の人口も増え、
所得も増えていた時代と、GDP減少、人口も減り若年就業者の年収は伸びない時代

それでも大塚家具は売上的には激減することなく一定の業績をキープしてきた企業です。
同業のニトリ、イケアなどの新興企業の売上げが爆発的に伸びていることを背景に
企業として時代の変化に取り残される危機感をいだくのは当然と思います。

自分も以前、大塚家具の接客を経験したことはありますが
大きな展示スペースに担当者が1名ついてくれて、選んでいる家具の特徴など事細かに
説明をしてくれました。寝具やインテリアにそれほど知識のない自分には大変ためになり
かつ納得のできる買い物ができる形態だと関心しました。
生活の一部となる家具ですから、ライフスタイルに一致しないものを購入すると
非常に後悔をします。どんなに安価なものだったとしても、長く使う可能性が高いものです
処分するにも大変な手間がかかるわけです。

大塚家具が家具量販店と正面から競合する業態になるかどうかはわかりませんが
私なりに危惧する点が2点あります。

1つは、既存の高価格帯の家具を買ってくれた顧客を逃すのではないかということ

もう1つは、物流に関する問題です。
家具の物流は他の商品と違い特別な運用をすることが多い業態です。
品物は大きく、最近の佐川、ヤマトなどの路線便では扱いを断られるケースもあります。
移動中の破損、傷が厳禁であることはもちろん、輸送後、各家庭への設置時のようじょう手間など
輸送時に関わる気の配りようも非常に高いものが必要になります。
同じ家具を扱うといっても、量販店向け家具と高級家具では、物流の動きが相当変わってきます。
単なる購買力、販売力だけではカバーしきれない問題が物流側で発生してくるのです。

今後の大塚家具の動向には物流の業界からも要注目ですね。

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