夜行バスでまた痛ましい事故
3月4日北陸自動車道上り線の小矢部サービスエリアで
夜行バスがトラックと衝突して、運転手と乗客の男性1人が死亡した事故がありました。
関越道での夜行バスの大事故も記憶に新しい状態ですが、
また痛ましい事故が発生してしまいました。
原因は究明中だと思いますが、事故を起こした運転手は、衝突前に意識を
失っていたらしく、また、11日連続勤務中だったという情報もあり、
関越道での大事故と同様、運転手の運行管理、会社の健康管理など
さまざまな点で管理責任の是非が問われる事故になりそうです。
物流の世界は365日、24時間絶えず動き続けています。
運ぶ物も、商品、資材はもちろん、人だって運んでいるわけです。
どんな手段を選ぶとしても、完全自動化された運搬システムというのは無いわけ
ですから、かならず人の手を介して運搬されます。
運搬の担い手となるトラック運転手の高齢化が進み、若い人材が入ってこない
状況が続いています。
今回のような報道も含め、トラック運転手という仕事が休暇の取れない、体に負担の大きい
かつ、何か起こった場合重大な責任を背負う可能性があるという印象が大きいですから
しかたない気がしますが、こうした傾向は看護師が不足状況にも似ている気がします。
看護師は、様々な待遇改善を求めていますが、医療機関と運送会社の
収入元や価格の決定の基準などはまったく異なるので、トラック運転手の
待遇改善にはまだまだ超えなくてはならないハードルがたくさんあります。
物を運ぶ、人を運ぶどいう行為、仕事そのものに対する、社会一般の認識、コスト意識が
変わらない限りなかなかこの問題は解決しないのではないでしょうか?
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