交通網大混乱
2月21日の大雪の影響で関東甲信越地方の物流は大混乱をしました。
関東の西から西北部の平野に降り積もった50~80cmの雪は
除雪設備を持ち合わせていない市町村の道路という道路を埋め尽くし
トラックはむろんのこと、個人で利用する乗用車も使用不能という状況
22日から23日の間に、幹線道路は大まかな除雪がされましたが
住宅地内の道路、市道など細い道はまったく手がつかず。
そんな中、現在の物流ではなくてはならない、路線便宅配業者が
しばらくの間まったく運用が不能になる事態となり
弊社含め、関東の荷物取り扱いしている倉庫、DCセンター、メーカーなど
影響が大きかったと思われます。
今回の大雪で印象的だったのが、同じ関東でも積雪が20cm程度だった平野部との意識の違いです。
20cm以下の積雪ですんだ関東平野部は特に人口も多い大量消費地でもあります。
その地域が通常の流通業務を行っている中、物流の中継地でもあり、導線でもある
地域が大雪で完全に麻痺をしている状況になっているという。
物を送りたい、送ってもらいたいという要求に対して、それが不可能な状況であることを
適切に伝える方法が少ないという困った状態がしばらく続きました。
交通が完全に麻痺して、トラックの配車がままならない運送会社では
都心近郊の取引先からずいぶんと無理を言われて困ったという話をよく聞きました。
まもなく春になり、大雪の心配もなくなってくると思いますが
大雪の心配のないうちに、家庭ではスコップを準備しておくなど
いざというときの備えをしておくとよいのかもしれませんね。
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