100年生きるということ
先日、宮崎駿監督の映画「風たちぬ」を見てきました。
零戦開発者の堀越二郎氏と堀辰雄氏のそれぞれの生涯から製作された物語ですが
大正から昭和にかけての日本の風景や世情や風習が事細かに映像化してありました。
100年前の日本は貧乏な小国で、資源もなく技術もなく、そこに暮らす日本人も
もれなく貧しい暮らしをあたりまえのようにしているという。
教科書や授業でならうより、はるかに感じるものが大きいですね。
先日、102歳になる親戚の大叔母が亡くなり、葬儀に出席してきましたが
100年前の日本とはこういう所だったんですね。
ただ、不思議と、貧しくて可哀相だとか、不便で大変だとかは思いませんでした
あくまで美しい100年前の日本の風景とつつましい暮らしに現代を生きる立場と
して感銘を受けたという感じです。
あと、感銘を受けたのは、当時の人たちの労働に対する考え方や生活の影響
賃金の体系などですね。
昭和初期の労働力や成果に対して、様々なインフラや流通設備の整った現代では
労働生産性や効率性は段違いですし、働き方もライフスタイルも違うので一概に
比較はできないのですが、それでも現代の人たちは贅沢を言っているし
楽な生活をしているような気がしてきます。
あくまで主観ではありますけど。
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