楽観しすぎの日本
オリンピックの競技からレスリングが除外されるという報道があり
日本中騒然となっています。
近年では特に女子レスリングで目覚しい成果をあげているレスリングでの日本ですが
歴史があるという理由だけで、オリンピックの競技からは除外されないだろうと
思っていたみたいですし、協会関係者は楽観しすぎだったと思います。
日本国内で注目をあびるオリンピック種目があればそうでない種目もあります
カヌー、射的、アーチェリー、乗馬、近代5種、競歩、自転車のロードレース・・・
一体何人の日本人が見たでしょう?
日本で人気のスポーツが世界で人気があるわけではないし、
同時に競技人口も日本と世界では異なるものばかりです
ここらへん、逆に危機感を持って取り組んだテコンドーの協会などは
ロビー活動などが功を奏して生き残ったとのこと。
確かに、日本国内の市場規模など、世界でも大きいですから
国内の需要や意識を一番に考えるということは重要ですが
世界の潮流や情報を収集することなく楽観するのはとても愚かしいことなのだと
感じました。
かつて日本が得意としていた産業も同様かもしれません。
iphone5やフォルクスワーゲンおゴルフ7のように優れていてかつ人気のある
世界的にはスタンダードとなっている商品に、日本人自身が触れる機会や
評価する機会が希薄で、国内だけに出回っている商品だけを評価している
様相が続くのであれば、レスリングと同様、いつのまにか日本製品も
世界から除外される時期がきてしまうのかもしれません。
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