今年最初のガッカリした事
かつて、日本の車や家電、お菓子などさまざまな製品のデザインが
韓国企業に無断使用され、国内のワイドショーなどで話題になることもありました。
日本もかつては通った道ということで、まあ、真似されるのも
それだけ日本の製品がよくできているから仕方ない・・・とそのころは見ていたのですが
このニュースを見て、心底ガッカリしました。
「マツダ・アテンザが韓国企業から盗作した事実が大問題に」 韓国車の優位点を盗み出す日本企業
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/01/14/2013011400455.html
この記事を見た意見の中には、
「限定した角度でそう見えるだけ」「気のせい」「ソナタもマツダ6も別の元になる車のデザインを真似してる」
など、庇護する内容も多いのですが、
それでも、韓国製のヒュンダイ・ソナタは、もう4年も前に発売をし、
世界で、そのデザインが大変好評な、とても人気のある車です。
意図していなかったとマツダが言ったとしても、後発で、しかもいまや世界での
販売規模ではヒュンダイに大きく劣るマツダでは説得力に乏しいです。
韓国の論評だけでなく、世界の目も、「日本車は韓国車のデザインを真似しだした」
と認識するでしょう。
実際、街中で、前方を走る車の姿を見たとき、余りにもシルエットが似ていたら「あれ?!」と
思うはずです。
なぜ、こんなに似ているデザインをマツダは世界戦略車で採用してしまったのか?
再考をする余地や、それを止める判断はなかったのか?理解に苦しみます。
それよりも、かつて日本が世界で評価されてきた家電につづいて
自動車まで、こうして韓国製品に品質やデザイン遅れをとってしまっている。
その事実に、今年早々、日本で物を作る能力や心意気というものが
薄れてしまった気がして、大変気が滅入りました。
昨今、日本の就業単価の低下が問題視されていますが、コスト低減や人件費だけの
問題でなく、物を作る人たちには、世間に送り出すそのモノに誇りと独自性を持って
取り組んで欲しいものです。
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