ラーメン二郎と顧客満足
先日、都内出張の帰りに、噂のラーメン店、ラーメン二郎に立ち寄りました。
館林市内のだいたいのラーメン店は食べ比べしてきましたが、
テレビや雑誌などで度々取り上げられる都内の有名店の「ラーメン二郎」には
一度いってみたいと思っていたので、念願の「二郎デビュー」です。
事前にたくさんの情報を得ていたので、
店舗の狭さや独特の注文システムなど、あらかじめ予習をすることが
できたのですが。実際見ると想像を超えた内容で驚きました。
通常、私が良くいくラーメン店は、店内が清潔で、ラーメンの麺、スープなど
それぞれが味わい深く、落ち着いて食事ができるところが多いのですが
この二郎はその間逆
店内は清潔とはいいがたく、座席も狭くて落ち着かず、
ラーメンの味も美味しいか?といわれると「うーん・・・」と考えてしまうような
感じではあります。
しかし、人気があるんです。私が行ったときも店の外に列ができていました。
狭いカウンターのみの席は一杯で、一人食べ終わると一人店内に入っていくといった状態です。
その、独特の注文のとり方や、食事をする客が食べ終わったあとにカウンターを自分で拭いて
退出するなど、暗黙の了解のようなものがあり、店内は独特の雰囲気になってます。
常識的な範疇では、その商品の品質や店舗の環境や顧客サービスといった面では
「?」というところが多分にあるラーメン二郎。
でも行ってみて少し理解したのは、ここのラーメン、商品は、
美味しいから売れているというわけではなく、
「なんだか凄い!」から評価されているんだと思いました。
麺の量が「凄い!」野菜の量が「凄い!」となにか興奮というか感動を
与えられてしまうのです。
この「凄いものを見た、経験した」という感動が商品に付加価値として加えられ
顧客の満足につながっているんだろうな、と思いました。
こうして私自身、ラーメン二郎で経験した感動をブログにつづってしまっているんですから
本当にたいしたものだと思います。
「これは凄い!」と思える製品。これからの時代をリードするキーワードなのかもしれません。
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