第2回 麺-1グランプリ 所感
館林市にて第2回 麺-1グランプリが開催されました。
これは、B級グルメ日本一を決めるB-1グランプリのように
麺関連の料理の日本一を決める大会ということで去年から行っているイベントです。
とはいえ、
60店舗あまりの出展があるのですが、ほとんどは館林および群馬周辺の
うどん、ラーメンなどを扱っている店舗からの出展で、
まだ日本一を決めるイベントというよりも地域のお祭りといったレベルです。
今回は、テレビの取材もあり、大会翌日のTBS朝ズバ!にて大会の様子が
取り上げられていました。
こういうイベントは地域活性に役立つし、なにしろお祭りごとが少ない館林市ですから
大いに盛り上げていって欲しいところではあるのですが、
いくつか問題点もあるような気が・・・
まず、出展している店舗のレベルや特徴が希薄なのではないかなぁと
麺-1に合わせて開発したメニューなど出展しているところもあるのですが
ここでしか食べられないメニューや、もう一度お店で食べたいといったメニューが
少ない気がします。
結果も、今年の1位から3位の結果は前回の1位から3位までとまったく同じ。
結局、新しいお店よりも、どうせ並ぶなら、美味しいところに行きたいというのが心情ですから
前回好成績だった!といわれたら食べてみたくなるのもしかたないですね。
大会終了後にすぐに結果を発表するため、投票結果は、食べた後の
割り箸の重さで判定するのですが、上記のようなお客さんの流れになるので
どうしても前回成績のよかったお店にはお客がならび、そうでない所は
閑古鳥が鳴いている。そういった傾向になっていきますね。
単に売上げ上位を表彰するのではなく、満足度など
中身に対しての評価をする仕組みを加えてみたらいいんじゃないかと
思いました。
具体的には、食べたお店ごとに、1点~5点程度の採点表を配り、
それを回収・集計してポイントで結果を発表するとか。
それを実行するには、マークシートを利用してのIT集計システムなど
導入しないと、リアルタイム順位の集計など難しい点もありますが・・・
周囲を大きな河川に挟まれた館林市周辺は
群馬県の中でも、隣の県との間でも、交流のすくない
陸の中のガラパゴスのような環境です。
そこで生まれ育った人たちは、他地域との交流が少ないがゆえに
自分たちの持っているものを他人にアピールしたり、
また、アピールするために何をどう改善して、他の地域の人たちに喜んで
もらえるのかを考えたりすることが苦手なのかもしれません。
そういった風土文化の中で、こうしたイベントを頑張って続けていき、
他所に対して自分たちの良いところを伝える為の努力とは
どういうことなのか、地域の人たちがみんなで考える機会ができる
というのは、とてもよいことだと思います。
これから麺-1グランプリが全国的に有名なイベントになれるかどうかは、
イベントの中身そのものにかかっています。
現状に満足することなく、実行委員の皆さんにはより中身の濃いイベントに
なれるよう色々工夫して頑張って欲しいものです。
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