9月18日中国では反日の日
満州事変の発端となった9月18日は中国では反日思想がもっとも高まる
柳条湖事件の日です。
と、いう事実はごく最近になって我々日本人にも知る情報となりましたが
そんなことが全然報道されていなかった2005年の9月18日に
私は研修旅行で上海に行ったことがありました。
この9月18日、ツアーの中では自由行動の日となっていました。
反日感情の高まる日であるとはまったく知らなかったため、
私は同行した他の会社の方々とは別に、単独行動で上海の街中に買い物に出かけました。
上海の高層ビル群にあるホテルから、豫園(よえん)や百貨店の並ぶ市街地など
移動の手段としては主にタクシーを利用して観光をしました。
上海大劇院周辺を散策していると、建物に九月十八日抗日~という表記のしてある垂れ幕を
ちらほらと見かけました。その当時は表示の内容について理解ができず
「戦争責任とかいまだに日本を攻める中国人がいるんだなぁ」程度の感想でした
市内のタクシーにはわりとすんなり乗れました
乗ったあと、行き先を英語または地図を指差して指示をすると問題なくつれていってくれます。
ただ、乗せた瞬間、私のことを外国人だと思っていなかったらしく(現地の日本語のできる店員に
上海人っぽいと言われたw)怪訝な顔をされることが多かったです。
手ぶらで観光していたので、現地の人っぽくみられたのかもしれません。
しかし、旅行用のトランクが壊れていたので、市内の百貨店で新しいトランクを買って
帰ろうとしたところ、今度は一切タクシーに乗車することができなくなってしまいました。
トランクを持った私の姿は典型的な日本人旅行者の風貌になっていたのかも
しれません。
現地の人が乗車するタクシー乗り場や、道行くタクシーを拾おうとしても
全然乗車ができません。そうこうするうちに日も暮れてきました。
仕方がないので、日本人旅行者が宿泊しているであろうと思われる一番近いホテルまで
地図を見ながら徒歩で移動して、そこでタクシーを使うことにしました。
一般のタクシー運転手が反日感情の為に日本人の乗車を拒否するとしても
日本人を相手に仕事をしている場所なら対応してくれるだろうと思ったからです。
結果、そのホテルでは乗車拒否をされることなく、私が宿泊していたホテルに
もどることができたのですが、九月十八日抗日の表記と乗車拒否されたこと
が気になり、帰国後調べたところ、こういう反日の記念日のようなものが
中国にあるということを初めて知りました。
あれから7年経ちましたが、今年の九月十八日はあのときよりも酷く激しいものに
なっている様子です。
中国人の中にくすぶる、恨み辛みの心が爆発しているのでしょうか。
上海はとても魅力的で素晴らしい、楽しい街だったのですが。
とりあえず、九月十八日前後には行きたくありません。
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