シンクロナイズドスイミングのコーチ
オリンピックのシンクロナイズドスイミング
かつて、日本の技術は世界一といわれ、また独創的な振り付けもあって
オリンピックで金メダルを取ったことはなかったにしても
会場を一番沸かせるその演技は、同じ日本人として誇らしい気持ちになりました。
とくに、シドニーオリンピックでのチーム演技は、そのテーマといい内容といい
けして金メダルのロシアに負けていたとは思えません。
そんな日本のシンクロが低迷しています。
シドニーのころはまだ実力不足だった、中国やスペインが急激に力をつけ
またその逆に、日本のシンクロの力が落ちてきています。
スペインや中国には、日本人コーチが指導をしています。
スペインや中国から日本のトップコーチに依頼があり、
それに応えて指導をしているのですが、スペインはもう10年ちかく中国でも7、8年は
そのような体制の中、着実に力をつけているみたいです。
日本の技術を世界に教えるなんて、とんでもないコーチだ!と憤る人も
オリンピックの時期になるとでてくるのですが、
日本だって、サッカーやフィギュアスケートのコーチや監督は外国人ばかりですし
そうした進んだ技術をもつ国のコーチを招聘して、はじめて世界で戦える実力を
得ることを考えると、逆に力を落としてしまっている日本の体制にふがいなさを感じます。
この構図、家電や自動車でも同じで
日本の大手企業だけでなく中小企業の中で働いていた高い技術を持った技術者が
会社の都合でリストラなどになったあと、中国や韓国などの企業に招聘されて
そこで手腕を発揮し、目覚しい成果をだしているそうです。
シンクロみたいに日本経済が地盤沈下しないように
日本に残された我々は頑張らないといけませんね。
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いやいや、、、
そんなキレイ事ではないと思いますよ!
日本のシンクロ競技を強化するには、まず、JOC、水泳連盟、各指導陣の組織をきちんとし、人間関係を改める、というか抜本的な改革からだと思います。
それに、皆さんあまり気づかれないようですが、大きな問題があります。
今回の日本のデュエットの2人が所属するクラブ(井村シンクロクラブ)は、現在中国のヘッドコーチ、井村さんの私有のクラブです。もちろん、現在は井村さんの教え子で元メダリストらがクラブの指導にあたっているわけですが、
日本のデュエットの2人も、自分たちが幼い頃から信頼しているクラブの長となる人が、他国の選手の強化に専念って?これ、2人の気持ちを考えると、どうなんでしょうか?
井村さんが中国に渡ったのは、日本水泳連盟をほされたから、とご本人がはっきりおっしゃっています。
井村さんにとっては相当な許せない事情がおありのようで。。。(多分、当時のシンクロ委員長の金子さんとの確執でしょう)。
まあ、井村さんだって、自分の行く先を選ぶのは自由だし、「打倒!日本シンクロ」で生きるのも自由。ただ、、、自分の教え子たちは???
その親たちへはどのような説明がなされているのでしょう?私はとても疑問です。。。
人間関係の渦の中で懸命に練習する選手らは気の毒です!
強くなろうにもいろいろ迷いが出てくるのも当然でしょう。
解説の原田さん、テレビ出演していた小谷実可子さんも、中国の演技についてはコメント、少ない、少ない・・・ヘタなことを言って、あとで、いろいろ言われるのもご免ってところが見え見えです!
水泳連盟に管理され過ぎていて、コメントも非常につまらないです。
つまらなくて見る気にもならないのが現状といったところです。。。
本当に強くなるためには、体操の内村選手のように、選手やコーチも連盟に対して意見をどんどん言うべき!!!と私は思います。
長々とすみません。。
投稿: カメハメハ | 2012年8月 9日 (木) 11時36分
カメハメハ様
貴重なご意見ありがとうございました!
たしかに日本で頑張っている選手の気持ちを考えると忸怩たる思いですね。
そういえば、以前東大阪の某有名中小企業経営者の講演会で聞いたことが思い出されます。
それは、韓国の企業に招聘された中小企業の社長さんの話
その社長さんは年に数回しか日本に帰らず、ほとんどを韓国や中国で
技術指導をしているそうです。
社長さんいわく、中国人や韓国人の社長さんに対する熱意、教えてもらおうとする姿勢が
半端ないそうです。やる気、熱意は日本人の比ではないそうです。
その熱意に感動して、その社長さんも自分の持っている
技術を惜しげもなく伝えているそうです。とにかくほっておけない!そんな気持ちになるんだとか。
要するに、教える側も人間、教わる側も人間、
国を超えて何かを伝えること、教わることに一番大事なことは
システムやイデオロギーではなくて、受け伝えられる人たち同士の熱意が
一番重要だったという話でした。
北京オリンピックの中国団体フリーの演技は本当に素晴らしかった
あれこそ熱意の成果なのかもしれませんね
投稿: ひまわりユアハンズ副社長 | 2012年8月 9日 (木) 15時52分