エルピーダメモリ経営破綻
国産DRAMメモリ製造メーカーのエルピーダメモリが経営破綻しました。
エルピーダメモリは台湾や韓国のメモリメーカーに対抗するため
NECや日立など日本のメモリ製造会社の同合でうまれた企業だったのですが
力ここにおよばずといった感じでしょうか。
世界のモノ作りの中で、日本という存在がどんどん希薄になっていく
そんな気がしてなりません。
日本が半導体技術で世界を席巻していた、80年代後半から90年代
私は大学で情報工学という半導体なども扱う学科の大学にいたため
今のような情勢はとても寂しい気持ちでいっぱいです。
あのころ、NHKで、「電子立国 日本の叙事伝」という番組がやっていて
日本の技術で発展した半導体素子やLSD、電卓に使われるマイコンの技術のできるまでなど
事細かに紹介されていました。
良いモノを作りたいという情熱は
いつしか価格競争というチキンレースの舞台の上で消え失せてしまい
気がつけば死屍累々のありさまといった感じです。
しかし、私が大学生だった20年ほど前、アルバイトの時給は千葉で500円程度でした。
いまは800〜900円くらいだと思いますが、
それが韓国などでは現在も350円程度と聞きます。
技術力とか競争力とかいうよりも
国によって労働力の費用にこれだけ差があるわけですから
まともなことでは勝負はできないでしょうね。
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