サンバー生産終了
弊社の隣街の群馬県太田市で生産している、
富士重工(スバル)の軽商用車サンバーの生産が2月29日終了したそうです。
スバルは国民的自動車 スバル360の生産メーカーで
サンバーは基本的な機構をこのスバル360から受け継いで約50年の長きにわたって
生産してきた軽商用車です。
全国の赤帽でつかわれていることからも、その機能性や丈夫さは他の軽商用車にくらべて際立っており
とくに、車体後方のタイヤの後ろにエンジンがあるRR方式の車体は
ドイツの高級スポーツカー、ポルシェと同じエンジンレイアウトとなっています。
もともとスバルというメーカーは自動車会社の中でもかなり変わっているというか
独自のメカを開発することで有名なメーカーで
その設計思想の中には、生産性の高い製品をつくるということよりも
こういう目的の為にはこのような機能、機構を準備すると、最適な性能が発揮できそうだ
という、必要とする用途のために独特の機構を用意するといった傾向がつよい感じです。
私も学生のころ、このサンバーはよく利用をしていましたので
とても愛着があります。
長くつかっていたから愛着があるのではなく、本当に便利だった記憶があります。
そんなサンバーですが、人気がないから撤退というわけではけっしてなく、
最終ロットとなった生産分については注文が殺到し、
ラインはフル操業のまま惜しまれつつ生産終了となった様子です。
仕事もそうなのですが、長く続いたことは一度辞めてしまうと
またはじめることは大変困難です。
サンバーの後のラインでは、やはりスバル独自の水平対向エンジンを使ったスポーツカー
BRZの生産がはじまるそうです。
この車もサンバーと同様、様々な形に変化しながらでも50年みんなに愛される器械になったら
すてきですね。
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