昔の父の話
銀行の新年交歓会に参加してきました。
隣の席の方が父親の旧知の方で、若い頃、青年会議所での活動の様子や
旅行に行った時のことなど色々話しをしてくれました。
私が高校卒業後実家から出て生活していたこともあり
父とは大人になってから生活の上ではそれほど多くの接点がない状態が続きました。
今の会社に入り、一緒に仕事をするようになっても、私は現場の仕事が中心で
社長業をしている父とはやはり仕事の上、生活の上で多くの時間を
共にした感覚は薄いです。
そんな父親がいなくなった後、こうした父を知る旧知の方々と
なんらかの集まりの中でお会いすることが多くなりました。
私の知らない、仕事場でも見た事の無い、父親の良い面や
ちょっと意外な面、これは聞かなかったことにしておいた方がいいかも知れない面など
旧知の方々の話にはさまざまな顔の父親が登場します。
人が生きてきたあかしがどこに残るのか、
考えてみると、こうした方々とのふれあいや活動や出会いの中に
残っている父の話の中に、確かにあかしとして存在したことを感じます。
誰かの為に何かをすることで人はその存在のあかしを地上に残す事ができるわけです。
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